京都の蹴上インクラインで着物レンタルを楽しむ10のポイント
京都と言えば様々なフォトジェニックな観光スポットが存在する場所として知られていますが、その中でも京都で着物レンタルをしてカップルに今静かに人気を集めているのが『蹴上インクライン』でしょう。
蹴上インクラインは近代化産業の遺産で、古都の雰囲気を色濃く残す京都の中にあり、明治や大正の華やかな西洋文化の雰囲気が残っている場所です。
今回はそんなフォトジェニックな京都の名所、蹴上インクラインについて紹介していきたいと思います。
周囲のおすすめスポットや蹴上インクラインの中でも写真映えするスポットの紹介なども合わせて行っていきますので、お見逃しなく。
蹴上インクラインとは?見所や人気の理由を解説
まずは蹴上インクラインとはどんな場所なのか、それについて紹介していきましょう。
蹴上インクラインとは、明治23年から昭和24年までの間、琵琶湖と京都を結ぶ輸送ラインとして利用されてきた傾斜鉄道のことです。
現在もその路線が後京都左京区蹴上に存在し、全長581.8mにも及びます。
京都を代表する産業遺産でもあり、現在でもインスタスポット、散策スポットとして人気があります。
蹴上インクラインの魅力や人気の理由とは?
上記したように蹴上インクラインは京都でも屈指の産業遺産です。しかしココの魅力はそれだけではありません。
確かに純和風の歴史的価値が溢れる京都にあって、明治や大正の華やかな歴史的価値を感じさせる外観はそれだけでも見ごたえ十分ですが、蹴上インクラインは周囲の美しい景観にもぜひ目を向けてほしいところです。
例えば春は路線増に植えられたソメイヨシノや山桜が咲き誇り、冬は一面が雪に覆われたドラマチックな景観に変貌します。
路線の左右が満開の桜で縁取られた景観はインスタ映え抜群で、また秋の紅葉、冬の雪の覆われた路線はどこか物悲しくもそれ故に美しさを感じさせます。
また路線沿いには『ねじりまんぽ』や『蹴上発電所』といったかつての面影を残すレンガ造りの建造物もあり、大正ロマンチックな雰囲気も楽しめますよ。
こういった写真映えする光景や建築物が楽しめるのが、蹴上インクラインが現在人気が沸き上がってきている理由なのでしょう。
蹴上インクラインまでのアクセスについて
蹴上インクラインは京都市左京区粟田口山下町~南禅寺草川町に渡って路線が跨っています。電車でのアクセスならば、地下鉄東西線の『蹴上駅』が最も近い駅になります。
また蹴上インクラインへの出入り口は『蹴上駅』付近に4つあり、それぞれ場所が少し離れています。
駅から最も近い出入口は地下鉄蹴上駅の『1番出入口』ですが、折角来たのだから『蹴上インクラインを端から見たい』という人は『安養寺』付近がおすすめです。
蹴上駅の1番出入口から出て、左に真っすぐ進み『安養寺』の鳥居をくぐり少し歩くと、大きな橋が見えてきます。
その橋の手前で更に左に曲がって進むと、板垣の切れ目が見えてきます。そこを通れば蹴上インクラインに出られます。
ココの出入口は蹴上インクラインの坂の一番上にありますので、ココから入るとあとは下り道なので散策するのにも楽ですよ。
また『蹴上駅』までは梨花和服 祇園店からだと、祇園店から祇園四条駅まで向かい、そこから京急本線で三条駅まで行き、そこから地下鉄東西線で行けます。時間にして凡そ20分程度なので着物レンタル後に向かうのもおすすめですよ。
蹴上インクラインへ行くなら着物レンタルがおすすめ!
もしも蹴上インクラインで写真映えを狙いたのであれば、ぜひとも着物レンタルで向かうことをおすすめします。理由としては『着物の方が写真映えしやすい』ことと『着物でも十分行ける距離にあること』『着物での散策の方が気分が出る』ことが挙げられます。
蹴上インクラインは大正ロマンチックな印象がある観光スポットで、特に春の桜の時期や冬の雪の時期は着物との相性も良く、一段と写真映えします。また洋服で歩くよりも、大正ロマンチックなレトロ和服で散策した方がより気分が出ることは言うまでもないでしょう。
そして上記したように、京都 着物レンタル 梨花和服 祇園店から祇園四条駅までは徒歩でもせいぜい10分程度、祇園四条から蹴上駅までは10分程度と距離的に近場に存在します。
タクシーに乗ってしまえば1000円程度で10分ほどで到着します。
この程度の距離であれば、蹴上インクラインを見た後に他の観光スポットに向かうのも十分可能です。
また蹴上インクライン付近には、他にも着物レンタルが似合う観光スポットが多く存在するので、着物姿で純和風と大正ロマンの両方を味わえてお得ですよ。
蹴上インクラインのおすすめ写真スポットと、周囲の観光地を紹介!
ココからは蹴上インクラインの路線沿いの中でもおすすめのフォトジェニックな写真スポットと、セットで回れる周囲のおすすめ観光スポットについて紹介していきます。
よりインスタ映えする写真を撮るには必見ですよ。
船がインクラインに入る『船溜り跡』
まず紹介したいフォトジェニックスポットが、上記で紹介した『安養寺』付近の出入口にある『船溜り跡』です。正確にはインクラインの入り口よりも少し前にある河と橋、そしてインクラインの一番手前にある船がそのスポットなのですが、中々に情緒ある跡地ですよ。
赤黒い色合いの水路の器具と、水辺から陸地へと続く水路、そしてインクラインの手前に置かれた船はかつての産業時代を彷彿とさせるノスタルジーを感じさせます。
インクラインを散策する前に、ぜひここで1枚写真を撮ることをおすすめします。
京都らしさと近代チックの融合『南禅寺菊水付近』
南禅寺菊水付近の路線も、中々にフォトジェニックでおすすめです。南禅寺の風格ある塀が続く路線は、京都御所や公家の屋敷を彷彿とさせる雰囲気が漂っており、そこに近代的な路線が加わることで、何とも言えないアンバランスさが逆に味を出しています。
ここは特に桜の時期にこそ来てほしい場所です。満開の桜が路線の左右を彩り、南禅寺の塀の色と非常にマッチします。
ここにレトロ柄の着物でくれば、和風×近代の素敵なコラボレーション写真がきっと撮れることでしょう。
『刀剣乱舞』ファンの間でも有名な聖地『粟田神社』
続いては蹴上インクライン周辺のおすすめ観光スポットについて見ていきましょう。
最初に紹介するのは蹴上駅から東山駅の間に存在する神社、粟田神社です。ここは京都と地方を結ぶ出入り口のひとつ『粟田口』に鎮座する神社で、古くから旅人の守り神として信仰を集めてきました。
最近では若い女性を中心に人気のブラウザゲーム『刀剣乱舞』に登場するキャラクター縁の地としても知られ、連日賑わいを見せているそうです。
特に境内に存在する『鍛冶神社』は、刀鍛冶を祀った神社としてファンの間でも有名です。刀縁の神社だけあり、悪縁を切ってくれるご利益があるそうなので『最近運が悪いなぁ』と思う人は是非一度参拝してみてはいかがでしょう。
石川五右衛門の『絶景かな』でも有名な『南禅寺』
南禅寺は日本最初の勅願禅寺であり、日本全国の禅寺の中で最も格が高いとされる寺院です。
重要文化財にもなっている三門は2階建てになっており、歌舞伎の『楼門五三桐』で石川五右衛門が『絶景かな絶景かな…』というセリフでも有名です。
春の桜の季節は元より、秋の紅葉の季節も三門からの景色は格別で、石川五右衛門が『絶景かな』と言ったのにも納得できる素晴らしい景色が広がっています。
彼氏と一緒に見るもよし、友達同士で見るもよし、着物レンタルとの相性もバッチリです。
蹴上インクラインに行くにあたっての注意点
蹴上インクラインは散策には最高のフォトジェニックスポットですが、いくつか注意点があります。以下に挙げていくので、よく覚えておくようにしてください。
- 猿が出没するので食べ物などは持っていかない
- 土手には柵がないので、路線の端には行かない
- 砂利道なので歩きやすい靴で行く
- 暑い時期は熱中症対策を忘れずに
特に猿が出ることに関しては、人慣れしている上に凶暴で、中にはお弁当を取られたり引っかかれた人もいるとのことでした。
聞くところによる猿は蹴上インクラインの上部に出やすいそうなので、もし心配ならば路線の中腹辺りから散策を始めると良いでしょう。
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