普段着にも!気軽に着られる着物を紹介
着物は、フォーマルな式典以外にも使えます。明治時代に入る前は、ほぼ全員が毎日着物を着ていたのです。
今は洋服がスタンダードですが、着物を普段から着ているといろいろないいことがありますよ。さっと着られる着物の魅力や、使いやすい着物の種類を紹介します。
着物を普段着にするメリットってなに?
振袖や留袖を冠婚葬祭で着用することはあっても、毎日着物を着るとなると、少し面倒に感じる人もいますよね。
しかし、着物はもともと毎日着るために利用されてきたものです。洋服にはない魅力やメリットもいろいろありますよ。
洋服ではできないおしゃれを楽しめる
着物を毎日着なければならないというルールはありません。普段着として着物を着用するなら、洋服と同じように「今日はデートだからおしゃれなワンピース」という感覚で着物を選べます。
普段着の選択の1つとして着物を取り入れれば、洋服とは異なるおしゃれを楽しめます。かんざしや和傘など、洋服よりも着物に似合う小物はたくさんあるはずです。
お気に入りの着物を1枚持っているだけで、おしゃれの幅が広がりますよ。
いろいろな人と交流できる
着物を着て街に出かけると、ほかの人に比べて目立ちます。現代社会で着物を着ている人は少数派であり、話しかけられることも増えるでしょう。
観光に来ている人から写真を撮影したいとお願いされることも多いようです。多くの人とコミュニケーションを取りたいとき、着物姿は有利ですね。
着物好き同士の輪が広がる
道行く人だけでなく、着物が好きな人同士で交流することもできます。なかなか大きなイベントがないときも映画鑑賞や展覧会などに出かけてみましょう。知り合った着物好きの友達との外出も楽しめますよ。
おしとやかな所作が身につく
着物は基本的に、洋服とは雰囲気が異なります。袖や裾に気をつけて歩かなければ、引掛けや着崩れのもとになるでしょう。
普段着としていつも着物を着ていれば、自然と着物を着ているときのようにおしとやかで女性らしい仕草が身につきますよ。
着付けがすばやくできるようになる
昔の人は毎日着物を着ていました。洋服を着るのと同じように、毎日していれば着付けの速度は早くなります。
お出かけのときに着付けをしてくれる場所まで行くことなく、自分でさっと着付けができるのは魅力ですね。
洋服のように数分で着付けをするのは少し難しいですが、最近では普段着用の簡単着付けの着物も増えています。
着物に慣れるためにも、まずは普段着として着付けの練習をしたいですね。
格を気にせず着物を楽しめる
式典やフォーマルシーンでは、カジュアルすぎるものの出番はありません。「レトロでシンプルな柄が好き」と思っていても、中々使う機会がないですよね。
しかし「美術館に行くから着物を着よう」と言うなら、どんな色柄でも問題はないでしょう。
もちろん毎日ドレスを着ている人が少ないように、格が高すぎる着物は避けたほうが無難ですが、古着ならそれほど気にしなくてもよいでしょう。あくまでも自分が好きな着物を着て過ごすことが大切です。
アップスタイルが似合う
着物にはまとめ髪がよく似合います。普段と雰囲気を変えて、お団子やまとめ髪にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
いつもの洋服では見つけられなかった、自分の魅力を見つけられるかもしれません。
日本の伝統を感じられる
着物は、日本人の民族衣装です。普段着として着用することで、日本古来の服装の魅力を感じられます。
普通のお出かけにはなかなか着用する機会がなくても、ちょっとした食事会や神社へのお参りなど、和装が違和感のない場面で活用してみましょう。
着物を着てどこに行くのがおすすめ?
せっかくシーンを問わずに着られる着物を手に入れても、着ていく場所が見つからなければ使えませんよね。どんなときに使うのがよいのでしょうか?
おすすめの利用シーンを紹介します。
お花見や紅葉
美しい景色や花を愛でるときは、服装もおしゃれにしようと考える人が多いですよね。宴会などを兼ねることもあり、普段とは違う服装でも受け入れてもらえます。
パワースポット
神社やお寺をはじめ、いろいろなパワースポットに出かけるときに着物を着てみてはいかがでしょうか?普段と違い日本人ならではの伝統衣装を着ることで、気持ちもすっきりしますよ。
レストランなどでの食事
ちょっとおしゃれなお店で食事をするときは、着物が役立ちます。洋服でのワンピースやフォーマルスカートと同じような感覚ですね。
普段着として着られる着物の種類って?
自分が好きなものであればどんな着物を着ても構いませんが、着物の格を考えると日常着として使える着物は限られてきます。明らかに格上のものは、フォーマル向けと考えておきましょう。
一般的には「ちょっと近所を散策してくる」と言うレベルの普段着は、木綿などの洗える着物ですね。
付け下げ
付け下げは柄がシンプルで、ちょっとおしゃれなフォーマル着としても使えます。普段のお出かけからホームパーティーなど、使える場所も多いでしょう。
訪問着
訪問着は付け下げよりも柄が目立つものが多く、パーティーや式典にも着用できます。街に出かけるときやお呼ばれのときに使うこともでき、フォーマルなワンピースやミニドレスのような感覚です。
訪問着を着るタイミングについて詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みください
>訪問着を着る機会はいつ?
紬
スウェットやトレーナーのような感覚で使うものではありませんが、おしゃれな着物の1つです。高級なものを普段に着る必要はなく、ある程度リーズナブルな価格のものを選べばお出かけにも使いやすいのではないでしょうか。
小紋
街歩き用の着物として知られています。柄も全体に入っており、おしゃれですね。親しい人が集まる食事会などでも使えるでしょう。
浴衣
夏にさらっと着られるのが浴衣です。お祭りやお出かけなど、いろいろなシーンで活用できるでしょう。絹などは使用されておらず、家でも洗えます。
浴衣と着物の違いについて知りたい方はこちらをご覧ください
>着物と浴衣の違いとは?5つの違いを説明
簡単着付けの着物
普段にさっと着用したいときは、簡単着付けに対応しているタイプの着物がおすすめです。着付けに慣れていても、帯結びなどで時間がかかることは多いでしょう。毎日着たいくらいに着物が好きであれば、時短のために取り入れるのもおすすめですよ。
洗える着物
木綿やポリエステル、麻などの着物は洗えます。着物を着る頻度が高いなら、持っておきたいですよね。長襦袢にも洗えるタイプがありますよ。
着物レンタル店などで使われていることが多いです。
古着
リーズナブルな古着は普段着としてもおすすめです。着物の格を問わず、値段が安いものであれば比較的好きなときに使えます。
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