浅草でレトロな着物をレンタルする時のポイント7選
近年、着物を着て浅草観光が人気となっていますが、中でもレトロモダンな着物姿が注目を集めています。
SNSやインスタグラムでも人気で、「私もレトロな着物を着付けしたい」と思った人も多いのではないでしょうか?
浅草寺周辺にもレトロ着物と合わせて、可愛い写真を撮れるスポットがたくさんありますよね!
ですが、ただ「レトロ」といってもよくわからないかと思います。「ただ古ければレトロなのか?」「ヘアメイクは現代風でいいのか?」など疑問も多いことでしょう。
レトロな着物をレンタルする時にはどうすればいいのか?選び方のポイントを紹介します。
レトロ着物ってどんな着物?
着物レンタルについて紹介する前に、まずは「レトロ」とは何かをおさらいします。
レトロとは、「retrospective」の略語のことです。意味としては「懐古趣味」が当てはまります。
「懐古」については人それぞれ違ってきますが、一般的には大正から昭和時代の高度経済成長前までが懐古として扱われているようです。
つまりは、レトロな着物とは「昔を懐かしい着物」ということになります。
人によって意見は違いますが、「着物といえば大正時代」と思い人も多いことでしょう。
レトロな着物とは、「大正時代に着られていたような着物」といえるのかもしれません。
アンティークの着物と何が違う?
アンティークとは、フランス語(antique)で骨董品という意味があります。
レトロとアンティークはどちらも「古い」という部分が似ていますが、レトロとは「実際に古いかどうか」という決定的な違いがあります。
というのも、レトロはあくまでも「懐古趣味」であって、本当に古い物が好きというわけではありません。
「古さを懐かしむ趣味」ですので、大正時代に合わせた着物なら、新品でもレトロ風な着物といえてしまいます。
一方で、アンティークは本当に古い物のことを指します。
着物で例えると、大正時代に作られた着物が今もなお残っていたら、それがアンティークというわけです。
大まかに分けるなら、「レトロは雰囲気」「アンティークは古い物」と判断するといいでしょう。
ただ、アンティークをレトロ風ということもありますので、どちらも「古い感じの物」と覚えておけばいいのかもしれません。
着物レンタルのポイント
実際にレトロな着物レンタルをする際のポイントを紹介します。
あくまでも一例でしかありませんが、「レトロとはどのような着物なのか」を選ぶ際の参考にしていただけたらと思います。
着物の柄は何が好き?
まず着物レンタルを選ぶ基準は、着物の柄を選びます。柄が変わるだけで印象も大きく変わりますので、柄選びは重要な要素なのです。それに、嫌いな柄では着物レンタルをしても楽しくありませんしね。
大正時代は「女性は慎ましい者」という印象が強いため、着物の柄も質素なものが多く、それが基本となります。柄があっても、あまり目立たずワンポイントにしてあったり、着物全体を市松模様にするなどして統一感を持たせたりしています。
一概にはいえませんが、身長が低い人はワンポイント柄の方が可愛らしく見え、身長が大きい人は統一された柄の方が柄の印象が強く残り見栄えがよくなります。
また、着物の色も重要になります。近年の着物は艶やかになるようパステルなどの鮮やかな色が多いですが、レトロをイメージする大正時代にはそのようなものはありません。紺や橙など、落ち着いた色合いが一般的になります。
30代以上の方なら落ち着いた雰囲気の出る寒色の着物。20代なら若々しい暖色の着物がいいのではないでしょうか?
SNS上なら白やベージュの着物も人気の色となっています。着物が主張しすぎませんので、暖色ながらも落ち着いた雰囲気を出すことができるでしょう。
帯を合わせる
着物を選んだら帯も合わせましょう。本来なら着物の格によって帯を決めていきますが、着物レンタルなら気にせず好きな帯で大丈夫です。
着物と帯の組み合わせはいろいろありますが、「着物と帯を同系色でまとめる」とスッキリした見た目になります。白い着物ならベージュの帯。朱の着物なら橙の帯といったような感じです。着物と帯で濃淡をつけると、より見た目がよくなります。
また、柄で合わせる方法もあります。色と同じように派手な柄ならシンプルな帯といったように濃淡をつけることで柄が強調され、着物が引き立つのです。。
最終的には個人のセンスですが、心配なら梨花和服 浅草本店のスタッフに相談するといいでしょう。
ヘアメイクを合わせる
着物と帯を決めたらヘアメイクも決めます。いくらレトロな着物レンタルをしても、髪型が現代風では違和感があります。レトロな着物にはレトロな髪形がおすすめです。
大正時代では、髪にウェーブをかけて両側へとおろし、両耳を隠しながら後頭部で髪型をまとめる「耳かくし」という髪型が流行したそうです。
それと、髪飾りを付ければアクセントになってより可愛らしくなります。当時すでにプラスチックの髪飾りが有ったそうなので、主張しすぎない程度の髪飾りなら好みの髪飾りでいいでしょう。
ただ、慣れていないヘアメイクは少々難しいかもしれません。髪が短い人はもちろん、長すぎても上手くまとまりにくいでしょう。場合によってはスプレーやピンで固める必要もあります。
大正時代は海外の文化を取り入れられてきた時期でもあります。よっぽど派手な髪形でなければそんなに違和感はありませんので、レトロ風関係なく着物に合わせた髪型で大丈夫だと思います。
もしくは、着物同様にお店のスタッフにお願いするといいです。梨花和服 浅草本店では着物の着付けだけではなくヘアメイクも行ってくれますので、一緒にお願いするといいでしょう。
レースインナーと裾よけ
当然ではありますが、着物の下にはレースインナーや裾よけを着ます。大正時代当時は下着の上から着物を着る人もいたようですが、恥ずかしいですのでそこまで真似する必要はないでしょう。ましてや着物レンタルではなおさらです。
レースインナーや裾よけは通販サイトでも購入できますが、無ければ薄めのシャツやキャミソールでも構いません。裾よけの代わりにステテコやペチコートでもいいでしょう。
それと、着物は意外と汗をかきます。着物内側が汗でドロドロにならないよう、腰にタオルを巻くといいです。タオルを巻き体格を補正することで凹凸を無くし、着物姿を美しく見せる効果もあります。
着物を傷めないためという意味もありますので、着物レンタルをする前には準備しておきましょう。
ブーツを履いてみる?
着物といえば草履や下駄が一般的だと思いますが、レトロ感を出すならブーツもおすすめです。
大正時代当時は西洋文化を取り入れ始めた時期でもあり、着物にブーツを履いた「ハイカラ」なファッションが人気でした。
そのため、レトロ感ある着物には意外とブーツがよく合います。
好みのブーツで問題ありませんが、黒や茶色を基調としたシックなデザインのブーツやパンプスが、レトロな着物にはおすすめです。
おすすめの小物
ヘアメイクで使用する髪飾り以外にも、レトロある装いにしていきます。
バッグは手提げタイプの物を使用します。市松模様や麻の葉柄といったシックな柄がおすすめです。
ただ、ブーツ同様に多少現代風でも構いません。上手くコーディネートできれば「ハイカラ」な装いになります。
「着物には帽子は合わない」と思われがちですが、レトロな着物だとこの意見は変わってきます。夏は麦わら帽子、冬はベレー帽など、大正時代当時では着物姿でも使われていました。
ヘアメイクを無駄にしてしまいますが、帽子コーデに挑戦してみるのもいいでしょう。
アクセサリーなどを使用するなら根付などをおすすめします。一般的に「着物にネックレスなどは良くない」といわれているように、レトロな着物でもよくありません。そのため、昔ながらの根付や帯留め、かんざしなどを使用します。
派手なネックレスやピアスなどを着こなせば「ハイカラ」ともいえますが、センスが必要になります。
ただ身に着けるだけでは下品になることもありますので注意してください。
場合によっては、荷物を入れるバッグと髪をまとめる髪飾り以外は必要ないでしょう。
迷ったらスタッフの意見も聞いてみる
いろいろと着物をレンタルする時のポイントを紹介しましたが、不安があるならすべて梨花和服 浅草本店にお任せしてもらえればと思います。
浅草 着物レンタル 梨花和服では、着物の着付けはもちろん、ヘアメイクやお化粧も、実績多数のスタイリストが行わせていただいています。
また、必要なら小物などもレンタルすることができ、一式すべてを準備することもできるのです。
ぜひ当店を利用して、大正ロマンあふれるレトロな着物コーデを堪能してください。そして、浅草の街へレトロファッションで散策に出かけましょう。
浅草 着物レンタル 梨花和服
東京メトロ銀座線「浅草駅」から徒歩7分
都営浅草線「浅草駅」から徒歩9分
浅草寺まで徒歩3分
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