京都で着物レンタルをして観光をする時に気を付けたい10のこと
京都観光にきたら着物をレンタルしたいと思っている方も少なくないのではないでしょうか。
京都にはたくさんの着物レンタルショップがあり、比較的安いお値段でレンタルできて着物で観光を楽しむことができます。着物は普段と違う気持ちを味わえますし、所作を自然と女性らしくしてくれます。
何より京都の町並みは着物がとても合います。ただ、普段着る機会のない着物をレンタルするとなると、着崩れが心配だったり所作をどうしたらよいのか分からない方もいるのではないでしょうか。
そこで、着物をレンタルして観光をする上で気を付けたいことを10個紹介致します!
着物レンタルで京都観光をする時の草履の選び方
着物をレンタルする時は、着物のサイズや好みのデザインなど気になる所はいくつかありますが、特に草履選びに注意しましょう
草履は足の親指と人差し指の間に前坪を入れて歩くので、足に合わない草履を選ぶと付け根部分が痛くなる可能性があります。
草履は鼻緒が太くて柔らかい、ゆったりしたものを選びましょう。
新品の草履が良い!と思う方もいるかもしれませんが、移動の多い京都観光では、新品の草履よりも少し使い込まれたレンタル草履の方が靴擦れなどは起きにくいです。
また、履く前に鼻緒を手で少し広げると足が入れやすく、歩いていても痛くなりにくいです。
また、親指と人差し指の付け根部分に絆創膏を張っておくと痛くなりにくくなります。
夏でも冬でも着物レンタルをする時に便利なショール
京都の冬は盆地なので、とても寒くなります。嵐山など、山に囲まれている地域では特に寒くなるので、レンタル着物の防寒対策は必須です。
そんな時に、ショールは冬場に着物レンタルをする時の便利アイテムです。
秋冬の寒い時期に行く時には防寒になりますし、夏は首元の日焼け防止にもなります。
最近はレンタル着物店で暖かセットと言って、着物プラス羽織のセットもありますが、羽織では首元は隠れないのでショールを持って行ったほうが良いと思います。
ショールをレンタルできる着物レンタル店もあるので、問い合わせをしてみると良いですよ!
また、電車やバスなど乗り物に乗るときや人混みを歩くときにショールを背中の帯のお太鼓部分にかけてあげると帯の着崩れや汚れを防ぐことができます。着物にぴったりの便利な小物です!
季節に合わせて生地や質感を変えられるので、ぜひ一つ持って行っておきましょう。
京都で着物レンタルをする時の防寒対策
上記でも少し述べましたが、京都で寒い時期に着物レンタルをする時にはとにかく防寒対策をしましょう。
着物レンタルは肌襦袢、長襦袢、着物、上着に羽織を着るので温かいと思う方が多いのですが、実は袖や衿から風が入り込み以外と寒いので、必ず防寒対策をしましょう。
インナーにヒートテック、下半身もヒートテックレギンスをはくとかなり温かくなります。
そして厚手のショールを持って行ったり、カイロを張るのも良いです。
また、足元もとても寒いので、おすすめは別珍の足袋を購入することです。
これは、通常の足袋よりも厚手になっており、靴下タイプなら500円くらいで買えるので、京都に行く前に呉服店に買いにいっても良いですし、京都の呉服店や和雑貨のお店などで購入しても良いと思います。
普段、着物を着ない人でも、靴下タイプの足袋なら家で履けるので、京都観光が終わったあとも活用できます。
着物レンタルをした時の着崩れしにくい歩き方
- 背筋を伸ばす
- いつもより小股でちょこちょこ歩く
- 少し内股で歩く
レンタル着物店で着物を着付けてもらって、いざ京都観光へ行こうと一歩踏み出した時に動きにくさや、足を思いきり前に出せないことに違和感を感じる方は少なくないと思います。
着物を着て大股では歩けないし、歩幅が制限されて戸惑う方もいるかもしれません。
着物を着た時の歩き方ですが、まず背筋をぴんと伸ばして、着物に合わせていつもより歩幅を狭くしましょう。
そして、少し内股で歩きます。
すり足にならないように、ちょこちょこと歩くイメージです。急ぐ時も決して大股にならないようにしましょう。
ドラマや映画などで見た舞妓さんの歩き方を意識して歩くと、着崩れも起きにくく、色々な京都の観光地に行っても安心です!
レンタル着物を着た時のトイレについて
着物レンタルをした時にトイレにはどうやっていくの?と思いませんか?
まずトイレはできれば洋式を選びましょう。
そして座る前に上から一枚ずつ着物をめくっていき、全てめくったら上に持ち上げて下着を下ろしてから便座に座ります。
終わった後も、一枚ずつ元に戻していけば着崩れすることなくトイレを済ますことができます。
和式の場合も同じやり方ですが、着物をまくり上げてキープしておくのは少し大変です。
レンタル着物を汚さずに食事をするには
食べこぼしなどで着物が汚れてレンタル着物店の店員さん達にご迷惑をかけることがあってはいけないので、着物で食事をする時の所作を紹介致します。
京都 着物レンタル 梨花和服では「着物保険」という何か汚れたりしてしまった時も安心な保険をご用意しています。
まず、ハンカチを一枚用意しておきましょう。
ハンカチはひざ元に置くか、帯に挟む、衿の重なっている所に挟むなどして着物を汚れから守りましょう。
そして、醤油やつまようじなどが机の端においてある場合、取るときには袂(たもと)を反対側の手でもって袖が食事につかないようにしましょう。
醤油などのタレには要注意です!
着物に落ちないように手やハンカチなどを沿えて食べるようにしましょう。
そしてお腹辺りは腰紐がきつく結んであると思うので、くれぐれも食べ過ぎて苦しくならないようにしましょうね。
長い坂道や石段、階段の多い所を歩くのは避ける
京都は町並みがとてもきれいで、見ながらゆっくり歩きたくなりますが、歩く場所には注意です。
建物によっては長い階段を上らなければならない場所もあるので、下調べが必要です。
京都の観光の定番である清水寺や伏見稲荷も階段や段差の多い所なので着物で行くのは少し大変です!
階段などの段差があるところをレンタル着物で歩く時も着崩れしないコツがあります。
右手で右側の裾を持ち上げます。
こうすることで、裾が段差に触れにくくなりますし、着崩れしにくくなります。
そして動作はゆっくりと、洋服の時のように軽快には歩かない方が良いです。
人力車やきもの割引のあるタクシーを使用してみる
平坦な道を歩いていてもやはり着物で歩き続けると疲れてしまうこともあります。
道路などではバスや電車、タクシーがありますが、建物内で疲れてしまった場合は人力車を活用してみるのも一つの手段です。
また、京都には着物割引をしてくれるタクシーもありますので、前もって調べて行きましょう。
因みにタクシーなどの車に乗る時は、ドアが開いたらまず外側を向いたまま浅く椅子に座り、そのまま体をねじり車に入ると着崩れしにくいです。乗った後は裾などがめくれてないかを確認しましょう。
京都で着物レンタルをしたら、人混みにも注意
着物で人混みを歩くと、人にぶつかって着崩れしてしまう可能性がありますし、疲れやすくなってしまします。
しかし観光名所の多い京都は常に観光客や修学旅行生が多い状態・・・
どの季節に行っても風情があって見ごたえがあるんですよね。その中でも比較的人の少ない場所や時間を調べて行ったほうが良いです。
まず一番混雑するのは紅葉の時期である11月上旬と12月上旬で、次に桜の時期の3月中旬から4月中旬です。
逆に空いている時期は6月の梅雨の時期と寒い1月、2月上旬までです。
次に混雑する時間帯ですが、観光スポットの混雑のピークは大体午前9時から午後2時くらいです。
特に土日は午前10時くらいには目的の観光地に着いておくと良いと思います。
着物レンタルをするには余裕のあるスケジュールを
上記でいくつか述べたように、着物をレンタルすると着付けやヘアセットの時間もありますし、着物特有の所作もありますので、とにかく余裕のあるスケジュールを組みましょう。
おそらく観光客の多い時期は必然的に着物レンタル店も混雑すると思うので、まずレンタル着物店に行く時間も余裕をもって早く行ったほうが良いかもしれませんね。
以上が着物で観光する時に気を付けたいポイントです。
これだけを見ると、着物をレンタルして観光することに躊躇される方がいらっしゃるかも知れませんね・・・。
でも、京都での着物レンタルは普段とは違った特別感を味わうことができます!!
確かに着物は着慣れていないと大変なこともありますが、普段と違う気分を味わえますし、動きが制限されることで女性を美しく見せてくれます。
是非着物レンタルをして京都観光を楽しみましょう♪
この記事の著者
京都 着物レンタル 梨花和服
京都市内で嵐山、祇園、清水寺に着物レンタル店を3店舗展開。
着付けプラン1980円、ヘアセットプランも3980円とお得なプランもご用意。
渡月橋、清水寺、八坂庚申堂、八坂神社など人気観光地の近く!
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