京都清水寺にある地主神社!パワースポットで恋占い
京都の東山といえば清水寺が有名ですが、他にも地主神社が有名です。
恋愛成就の恋占いの石が特に有名で、京都のパワースポットとして連日多くの人が訪れています。
恋愛のパワースポットとして人気の、地主神社について紹介します。
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地主神社はどんな神社?
地主神社は、恋占いが有名な神社です。縁結びの神として有名な大国主命を主祭神としています。
「目を閉じて一対の石の間を渡ることができるで恋愛成就する」といわれる「恋占いの石」や。
「3回叩くと良縁が得られる」といわれる「しあわせのドラ」など、恋愛成就の願掛けが数多く存在しています。
また、恋愛に興味が無い人でも、「水をかけて祈願するとご利益がある」といわれる「水かけ地蔵」や、「撫でた部分によってご利益がある」といわれる「撫で大国さま」などもあり、女性だけではなく老若男女様々な人たちが訪れるのです。
「良縁に恵まれた」という話も多いことから、恋愛のパワースポットとして崇められています。
地主神社の歴史
地主神社は歴史が古く、明確な創建時期が分かってはいません。社伝によると「神代の時代(日本建国以前)に創建された」とあるそうですが、それを裏付ける証拠も特には無いのです。
ただ、地主神社の見どころである「恋占いの石」は、近年の研究によって縄文時代の遺物だということが判明しました。日本最古の神社建築様式でもあることから、歴史があるのは間違いありません。
その昔、地主神社周辺は湖で覆われており、境内は不老長寿の霊山「蓬莱山(宝来山)」 として信仰を集めていたそうです。
古い記録だと、797年に征夷大将軍に任命された坂上田村麻呂が大刀を地主神社に奉納しています。
平安時代では嵯峨天皇、円融天皇、白河天皇が行幸したり、戦国時代では豊臣秀吉による花見の宴や、徳川家光公による御社殿を再建など、その後も様々な著名人が関わっていきます。
明治時代になると、神仏分離令(仏教や信教を明確に分ける法令)により清水寺から独立し、新しい近代社格制度に従います。
そして、1966年には地主神社本殿、拝殿、総門が国の重要文化財に指定され、1994年には現在分離しているものの、清水寺の一部として世界文化遺産登録されるのです。
ちなみに、「神社やお寺が建設される際、その土地の地主神を祀るための神社」も地主神社と呼ばれ、全国的に見かけることができます。そのため、地主神社の社名から、「元は当地の地主神を祀るための神社だったのでは?」と推測をされたりもしているそうです。
地主神社へアクセス
地主神社へは、清水寺と同様に徒歩で行くのは少し遠いです。最寄りの駅である京阪清水五条駅からでも徒歩約30分はかかりますので、近くまでバスで移動するのをおすすめします。
京都駅から市バスに乗り、「五条坂」バス停で下車します。後は、徒歩約10分ほどで地主神社(清水寺)に到着です。
- 住所:京都市東山区清水一丁目317
- アクセス:市バス86・206・100系統「五条坂」下車から徒歩約10分
地主神社の見どころ
地主神社の見どころを紹介します。
恋占いの石
地主神社の代名詞ともいえる願掛けの石です。本殿前には2つの神石があり、目を閉じ相手のことを想いながら反対の石にたどり着くと恋愛成就するといわれています。
連日多くの人が恋占いの石に挑戦し、本殿前は賑わっています。江戸時代の文献に「老若男女、終日嬉嬉としてたわむる」の記述が残っており、昔から続く伝統的な願掛けといえるでしょう。
また、チャレンジした結果によって成就内容も変わってくるそうです。アドバイスを受けながら行えば「誰かの助けを借りれば成就」といわれ、たどり着くのに何度もチャレンジすれば「成就まで時間が掛かる」といわれています。
昔から続く願掛け方法とはいえ、目を閉じての歩行は危ないです。願掛け中は、ふざけることなく注意して行いましょう。
拝殿
拝殿には「八方にらみの竜」があります。狩野元信によって描かれた丸龍であり、あまりの出来の良さから「音羽の滝の水を飲むために夜ごと天井を抜け出した」といわれ、それを恐れて目を釘で打ち付けたという伝説が残されています。
もちろん、ただの噂話ではありますが、それだけ躍動感あふれる丸龍だといえるでしょう。いずれの方向から見ても睨み返して見えれることから「八方にらみの竜」と呼ばれています。
拝殿は、本殿・総門共に世界文化遺産(重要文化財)に選ばれています。拝殿だけではなく、本殿と総門も、合わせて拝観していきましょう。
水かけ地蔵
水かけ地蔵は、恋占いの石と同様に願掛けの石です。水をかけて祈願することでご利益が頂けることから、水かけ地蔵と呼ばれています。
恋占いの石とは違い、近年になって地中から発掘(お見え)になった不思議なお地蔵です。発見当初から顔や体の部分がところどころ無くなっており、いつ頃からあったのか詳しくは分かっていません。
水は古来から穢れを流す力があると信じられてきました。その身に水を受けることで、自身に宿る穢れを代わりに流し清めてくれる、ありがたいお地蔵です。
地主神社から行けるグルメ・スポット
地主神社の周辺スポットといえば、やっぱり清水寺が思い浮かべます。同じ境内ですので、一緒に参拝する人も多いでしょう。
ですが、他にもおすすめのグルメやスポットがたくさんあります。
清水寺周辺の観光情報を知りたい方はこちらをご覧ください
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産寧坂
地主神社(清水寺)に行く途中にある石段通りです。産寧坂で転ぶと「三年以内に死ぬ。また転べば三年の寿命が縮まる」という有名な言い伝えがあることから別名「三年坂」とも呼ばれています。
重要伝統的建造物群保存地区に選ばれており、伝統的な建物(お店)が多く見られます。「豊臣秀吉の正妻「ねね」が子供の誕生を祈願しに清水寺にお参りしていた」といわれており、古き良き京都の街並みを、体感しながら散策できるのです。
また、産寧坂からは法観寺の八坂の塔を眺めることもできます。坂道が続き着物レンタルだと歩きにくいですが、甘味処やお土産屋も多く、食べ歩きにピッタリの観光スポットです。
京だんご 藤菜美 清水店
産寧坂にある甘味処の一つです。店頭では作りたてのみたらし団子や抹茶団子をいただくことができます。できたての団子はとても柔らかでモチモチしており、絶品の団子を堪能できるでしょう。
店先には長椅子が用意されており、京都の街並みゆっくりと味わうことができるのです。
他にも、三種類のわらび餅や茶の露ほろり(抹茶寒天)なども購入でき、お土産にもできます。
忠僕茶屋
清水寺の境内にある茶屋です。幕末の成就院住職「月照」の元に長く仕えた「大槻重助」が、月照亡き後も墓守を続け、その忠義を認められたことで清水寺から営業が許可されたといわれ、変わらぬ店の風貌は、趣と歴史を感じさせます。
茶屋では、わらび餅や心太などの甘味処だけではなく、狐うどんやざるそばなどの軽食も楽しめます。抹茶や甘酒もあり、拝観帰りにホッと一息入れることができるでしょう。
地主神社からもすぐですので、帰る前にぜひ立ち寄ってみてください。
恋が実る地主神社
清水寺に埋もれがちですが、地主神社にもたくさんの見どころがあります。特に恋占いの石を始めとする、恋愛の願掛けは多く、女性に人気のスポットです。
もちろん、女性だけではなく男性も多く訪れています。恋愛が気になる人は、ぜひ地主神社にご利益をいただきに参りましょう。
この記事の著者
梨花和服 清水寺店
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〒605-0862 京都府京都市東山区清水三丁目327番地6
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