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2020.02.04

男性が着物を着る際のNGルール

男性が着物を着る際のNGルール

男性が着物を着るときには、気をつけたいポイントがいくつかあります。
NGルールを避けてマナーを守るだけで、素敵な着こなしができますよ。
基本的なマナーから着物を着たときの所作まで、やめておいたほうがよいことを紹介します。
彼女との着物や浴衣デートの際の注意点はこちらにまとめてあります。
【メンズ必見】花火大会に浴衣姿の彼女を不快にさせない5つのポイント

男性が着物を着るときに気をつけたいマナー基本編

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着物を切るときには、どんな種類の着物を切るべきなのか知っておくのが大切です。マナー違反と思われないためにも、TPOに合わせた着物を選ぶのが基本でしょう。
では、どんな着物がTPOに合っているのでしょうか?たとえば「和装の花嫁の隣で新郎が浴衣」というのはありえません。
それほど極端な例でなくても、正装と普段着の違い程度はしっておきましょう。まず、男性用の主な着物の種類を紹介します。利用シーンに応じて、適切な種類を選ぶようにしましょう。

礼装

紋付の羽織に袴のスタイルが礼装としては一般的です。特に格が高いとされるのは黒紋付です。紋の数は5つ紋がもっとも高いと言われます。結婚式や改まった場面では本格的な礼装が必要になることもあるでしょう。

略礼装・準礼装

5つ紋以外の紋付羽織は、フォーマルな場面で使えます。食事会やお茶会など、ゲストをもてなすような場でも役立つでしょう。お召素材の着物や袴が一般的ですね。状況によっては紬素材も使われますよ。袴は無地か仙台平を合わせることが多いでしょうか。

普段着・外出着

木綿やウールなど、素材によっては一般的な外出や日常着向きの着物もあります。おしゃれ着として利用するなら紬素材が便利です。袴は着用せず着流しスタイルでサラッと着こなすこともできますね。
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男性向け着物の着こなしNGルール

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男性が着物を着るときは、やめておいたほうがよいNGルールがいくつかあります。状況にもよりますが、以下の4点を避ければ素敵な着こなしに近づけるでしょう。

  1. 1.むやみに柄物を多用しない
  2. 2.派手目の柄は避けたほうが無難
  3. 3.適当な着付けで着用する
  4. 4.帯がウエストで結んである

1.むやみに柄物を多用しない

とにかく目立ちたいなどの目的がある場合は別ですが、着物や帯、羽織などすべてに柄があると男着物らしいすっきりとした印象がなくなってしまいます。
洋服でも、花柄のシャツとストライプ柄のズボンなどを合わせてしまうと途端にごちゃごちゃした格好になりますよね。なるべく無地が使いやすいのは着物も同じです。
まずは無地をすっきりと着こなせるようになってから柄物に手を出しても遅くはないですよ。もちろん、小物や帯などアクセントに柄を使うのは問題ありません。
柄ありの着物を1〜2枚持っていても悪いことはありませんが、柄ばかりにはならないよう気をつけたいですね。

2.派手めの色は避けたほうが無難

柄ものと同じで、色が派手な場合も使いどころが難しくなります。特にフォーマルシーンでは、派手すぎる着物は好まれません。真っ赤な着物など鮮やかすぎる色は、上級者向けと考えましょう。
「顔立ちがはっきりしていて華やかな色合いが似合う」など特殊なケースを除いて、シックな色合いをメインにそろえると失敗がありません。
黒や紺、グレーなどの無彩色が使いやすいカラーです。すべてを同系色で揃える必要はありませが、シンプルなかっこよさを目指すほうが男着物ならではの魅力が増しますよ。

3.適当な着付けで着用する

女性の着物と比べて、男性の着物は比較的着付けが簡単です。袴を履かずに着流し姿なら、細い帯を結ぶだけで完成します。
しかし、簡単なぶん適当な着付けではだらしなく見えていまいますよ。特に「裾がだらっと広がっている」「胸がはだけてしまっている」などは着物姿がだらしなく見える原因です。気崩れたときは、なるべく早めに直したいですね。

4.帯がウエストで結んである

男着物は帯の位置で印象が変わります。女性の帯は太めでそれほど位置が変化しませんが、男性は細めの角帯が一般的です。
角帯を結ぶ位置は、腰骨のあたりを意識しましょう。ウエストで結ぶと帯がへその上を通るような感覚ですが、正しい位置はへその下側です。腰骨の位置で帯を固定すれば、骨盤が立って姿勢もよくなりますよ。

男性が着物を着たときの所作に関する注意点

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着物を着たときの立ち居振る舞いは、着こなしと同じくらい重要です。ちょっとした動作に気をつけるだけで、着物を着慣れたかっこいい男性に見えますよ。
所作に関して特に気をつけたいのは、以下の3点です。

  1. 1.大股で歩きすぎない
  2. 2.手を上に上げすぎない
  3. 3.袖のたもとに気をつける

それぞれの理由を解説していきましょう!

1.大股で歩き過ぎない

ズボンを履いているのと同じ感覚で歩いていると、ついつい大股になってしまうことは多いですよね。しかし、大股になりすぎると、自然と裾がはだけてしまいます。足首を見せて歩いていると、だらしない印象にもなりますよ。
歩きづらさを解消するには、帯を結んだ後に少し腰回りや裾を広げる「股割り」をしておきましょう。腰を深く落として足を広げるだけです。股割りの後はシワができやすいため、整えておきましょう。後は、着物の幅以上に大股にならなければ着崩れを防げます。

2.手を上に上げすぎない

着物を着ている状態で手を上に上げると、着崩れが発生しやすくなります。どうしても手を伸ばさなければならないときは除いて、動きを大げさにしすぎないよう気をつけましょう。
着物が引っ張られたときは、すぐに整えると着崩れしにくくなりますよ。

3.袖のたもとに気をつける

主に飲食中ですが、袖のたもとを意識せずに動くと食べ物が付着したり飲み物がこぼれてしまったりとトラブルにつながります。着物を着て食事をする場合などはなるべく袖のたもとを押さえて行動するよう気をつけましょう。
両手が必要ないときは、反対の手でたもとを押さえるだけで邪魔にはなりません。食事中以外にも、どこかに引っ掛けてしまわないようある程度意識をしておきたいですね。


この記事の著者

京都 着物レンタル 梨花和服
京都市内で嵐山、祇園、清水寺に着物レンタル店を3店舗展開。
着付けプラン1980円、カップルプラン7000円、ヘアセットプランも3980円とお得なプランもご用意。
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