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2019.04.12

浴衣を一人で着付ける時に着崩れしない注意点!

浴衣を一人で着付ける時に着崩れしない注意点!

夏の風物詩といえば夏祭り。浴衣を着て屋台や花火を楽しみたいですね。
そこで、浴衣を一人で着付ける時の着崩れしない注意点を男女ともにご紹介します!
浴衣レンタルをする場合は着付けもしてくれるので、自分で浴衣の着付けをする必要はないですが、購入する場合は自分で浴衣を着付ける必要があります。
女性の浴衣の着付けは一見難しく見えますが、コツをつかめば10分程で着付けできます。注意点は全部で7点です。
浴衣の着付けについて簡単にできる方法を知りたい方は下記をご覧ください!
「浴衣の着付け方法を簡単に実践!初心者でも見ながらできる10のポイント」

女性の浴衣着付けのコツ

体に合った浴衣を着る

着付けの前に大切なのは、自分の体に合った浴衣を選ぶことです。
大き過ぎると生地をかなり中に隠すようになるので着付けが難しいですし着崩れのもとになってしまいます。
また、袖が長すぎると何かを持ったり手を動かす時に袖が手に当たってしまい何かと不便です。逆に小さすぎると下前がずれて裾から出てきてしまいますし、袖が短すぎるのもあまり見た目がよくありません。
既製品(仕立て上がり)はM,Lサイズがあり、洋服と同じサイズです。
既製品の他には反物の状態で売られているものもあり、仕立て代がつくので値段は既製品より高いですが、きちんと腕やヒップなどを測ってぴったりにあつらえてくれるので着付けも楽になります。
また反物には、絞りや絹紅梅など高級感があり夏着物をとしても着られる浴衣もあります。好きな柄や色などあるかと思いますが、まずはサイズをしっかり確認しましょう。

補正のタオルを入れる

まず浴衣を着る前に肌襦袢を着て、補正のタオルを巻きます。体を寸胴に近づけた方が着付けも楽になるし着崩れを防ぐことができます。タオルを横半分に折り、ウエストに巻いて腰紐を結びます。
タオルを巻くと暑いと思うかもしれませんが、タオルを入れることにより補正の効果だけでなく汗を吸い取ってくれたり、腰紐が直接体に当たるのを防ぐ効果があります。
かなり細身の人は、フェイスタオルを2回折ったものを背中の腰の辺りに入れ、その上から更に横半分に折ったタオルを巻いても良いでしょう。
また、バストが帯の上に乗っかってしまうとあまり見栄えがよくないので、バストの大きさが気になる人は和装ブラジャーをつけると良いです。

腰紐をしっかり結ぶ

浴衣の着付けは、まず浴衣を羽織ったら袖を通し、裾を床よりちょっと上にあげて上前を決めます。上前が決まったら、下前の裾を斜め上に上げてから上前を合わせ、腰紐を締めます。
ここの腰紐はしっかりきつめに結びます。ここの腰紐が緩いと、着付けの後歩いているうちに着崩れしやすくなってしまいます。
しっかり結んだら少ししわがよるかと思いますので、そのしわは紐に指を入れて脇に持っていきます。
そして、上前の端の裾も少し斜め上にあげると、足で踏んでしまうのを防ぐので、着崩れ防止になります。

コーリンベルト、伊達締めを使う

腰紐を締めたら衿を作っていきます。みやつ口に手を入れておはしょりを下に伸ばし、衿の形を作ります。
この時にそのまま腰紐を巻いても良いですが、コーリンベルトと伊達締めを使用すると衿やおはしょりが安定し着崩れを防ぐことができます。
まずコーリンベルトは左右の端にクリップがついている紐で、両方の衿をクリップで止めることで、衿の位置が安定します。止める場所はアンダーバストとウエストの間くらいです。
コーリンベルトを止めたら、その上に腰紐を結びます。そして、しわをとったら最後に伊達締めを結びます。
伊達締めは、衿を安定させたりおはしょりをまっすぐ整える効果があります。この2つの小物を使用することで、更に着崩れを防ぐことができます。

帯板は留め具付きのものにする

帯板には帯を結んでからはめこむタイプと、結ぶ前につけるタイプがありますが、一人で着付ける時には結ぶ前につけるタイプの使用をお勧めします。
なぜなら、帯は前で帯結びを作りくるっと後ろに回すのですが、帯板がないと帯をきつく締めすぎた時に回しにくくなってしまう可能性がありますし回す時に直接浴衣に触れてしまうので、着崩れが心配です。
留め具付きの帯板を使用する際は、必ず幅を調整して体にフィットさせます。
帯板が体に合っていないと、帯を回す時に帯板も一緒に回ってしまう可能性があるので、必ず調節しましょう。

帯は下側をしっかり締める

帯の着付けは、タレ先を肩にかけ帯板の前で折り返し、反時計回りに2回回します。帯板の下側と帯の下側を合わせて巻き、巻き終わったら落ちてこないようにしっかりと締めます。
締め方のコツは、左の人差し指を帯を折り返している部分にひっかけ、右手で2回回した残りの帯の下側を持ちます。
そして右手で思いっきり帯を引っ張ります。すると左手の人差し指がストッパーになっているので、肩にかけているタレ先が動かず、帯がしっかり締まります。
右手で引っ張るときに、帯を上下に動かすとしまりやすいです。
帯は、特に下側が締まっていることが大切です。
上側はハンカチなどちょっとした小物を入れることがあるかと思うので多少の隙間があっても良いですが、下はしっかり締めないと帯が下がってきてしまうので苦しくない程度にしっかり締めましょう。

帯を回す時のコツ

浴衣の帯を回す時のコツです。前で帯結びを作ったら、時計回りに後ろに回します。
コツは、まず右手で帯結びの上の方を持ち、左手で後ろの帯の下側を持ってゆっくり回します。
そして、ちょうど真後ろに帯結びがきたら、更にもう少し回してからまた真後ろに戻します。
こうすることで、少しよってしまった浴衣をもとに戻すことができます。
あとは鏡で衿や裾の長さ、しわなどがないかを確認しなければ着付け完了です。
以上が女性の着付けの7つの注意点です。

男性の着付け

男性の着付けは女性に比べると簡単です。3つのコツをおさえましょう。

裾の長さを確認

男性の着付けでも浴衣のサイズが大切です。男性の着付けはおはしょりがないので、裾の長さをほとんど調節することができません。
なのでもし購入される際は、必ずサイズを確認し、店頭の場合は試着できればさせてもらいましょう。
男性も、既製品はM,Lサイズがあり、反物もあるので仕立てることもできます。
裾の長さは、大体くるぶしが見えるか見えないかくらいの長さです。
もし裾が長い場合は、兵児帯で隠す方法があります。裾を合わせて腰紐を結び、あまった部分を隠すようにして兵児帯を結びます。角帯だと帯の幅が狭くて少し難しいので、兵児帯の使用をお勧めします。

下着をつける

素肌に直接浴衣を着ることもできますが、汗が直接浴衣について汗シミになる恐れがあるので下着を着ることをお勧めします。
和服用の肌襦袢もありますが、上半身に着る下着はVネックが良いでしょう。
下は普段つけている下着でも良いですし、ステテコを履いても良いです。
ただ、浴衣は生地が薄いので、あまり派手な下着だとかがんだ時などに透けて見えてしまう可能性があるので、下着は白など薄い色で、できれば無地を選びましょう。

腰紐を使用する

男性の着付けでは腰紐はなくてもよいとされていますが、着崩れ防止を考えたら腰紐はしめた方がいいでしょう。
浴衣を羽織り腕を通したら、下前、上前の順に合わせ、衿先に腰紐を当てて回して結びます腰紐は、腰骨の上でしっかりと締めます。腰紐をしっかり結ぶことで、後の帯が結び易くなります。
以上が浴衣を一人で着付ける時に着崩れしない注意点です。着崩れがなくなれば、浴衣で歩くのも楽しめますし、着付けも楽しくなります。
コツをつかんで、浴衣でイベントを楽しみましょう♪


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