浴衣を着付ける前のいるものリスト10選
日差しが暖かくなってくると、浴衣を着て街歩きしたい!という気分になりますよね。夏を先取りして浴衣でお出かけというのも楽しいものです。
浴衣を着付ける際には、準備するものがいくつかあります。アイテムが多くてなにがなんだか…と悩まないために、事前に知識を入れておきましょう。
花火大会の日に自分で浴衣を着付ける時にも役立ちますよ!
浴衣の基本セット
浴衣セットに必ずと言っていいほど含まれているのは、浴衣、帯、下駄の3点です。浴衣のセットによってはかばんや帯留めがつくこともあります。
浴衣
浴衣の生地は「綿紅梅」や「綿絽」といった木綿でできたものや、「綿麻」という木綿と麻を混ぜたもの、ポリエステルなどがあります。夏は通気性の良い麻が配合された浴衣がおすすめです。
浴衣の柄は牡丹や桜、朝顔、紫陽花などの花柄や古典柄などバラエティー豊かです。季節や好みに合わせて選ぶと良いですね。
帯
浴衣の帯は半幅帯と兵児帯に分けられます。半幅帯はカジュアルな着物の時にも使われる帯で、しっかりとした硬さがあります。
文庫や貝の口など、自分の好きな結び方を楽しみたいという方におすすめです。ひとつ持っておくと、浴衣にも着物にも着回しが聞く万能アイテムと言えます。
兵児帯はもともと男性用に使われていた帯ですが、今では女性や子供にも使われています。生地がやわらかく幅が広いのが特徴で、初心者でも締めやすい帯です。
体にくるくると巻き付けてリボン結びにすれば、浴衣姿の完成です。簡単ですよね。
ただ、帯がほどけやすいことや、半幅帯のようにきっちりした形ではないので子供っぽく見えるということもあります。それぞれのメリットデメリットを知って、自分に合う帯を選びたいですね。
下駄
下駄は木でできた伝統的な履物です。鼻緒に親指と人差し指を入れ、つっかけるように履きます。
歩くとカランコロンと音が鳴り、優雅な雰囲気が漂います。
下駄にはいくつか形がありますが、定番の形は「芳町」です。底に2本の歯と呼ばれるでっぱりがあるのが特徴です。「相右近」は、草履のような形で高さがあまりありません。
音が出にくいので、静かに歩きたいという人におすすめです。
「相三味」は、角がしっかりと出た四角い形が特徴で、丸みをおびた他の下駄とは一線を画すデザインです。男性的でクールな印象を与えます。
浴衣の着付けセット
着付けの際にいるものが入った便利な小物のセットは、ものによって内容は異なりますが、腰紐、コーリンベルト、伊達締め、前板が入っていることが多いです。
腰紐
補正用のタオルや浴衣を固定する時など、なにかと出番が多いアイテムです。何本か持っておくと安心です。
コーリンベルト
コーリンベルトはゴム製のベルトで、浴衣だけでなく着物を着る時にも活躍するアイテムです。
左右にクリップがついていて、これを浴衣の胸元に挟むことで襟がずれずに綺麗に保てます。
帯を締めると見えなくなってしまうアイテムですが、いろんな色のベルトがあるのでおしゃれを楽しむのも良いかもしれませんね。
伊達締め
おはしょりを作るところまで着付けた段階で登場するアイテムです。
伊達締めを着けることで、おはしょりの形や襟を綺麗に保つことができます。
中央の板になっている部分を前に当て、左右の紐を後ろで交差させて前で結びます。
マジックテープが付いたタイプは、体に1周させて止めるだけなので簡単です。
伊達締めの上から帯を締めていきます。
前板
前板は帯を締める時に使うものです。
帯を締めた後に間に入れ込むことで、帯にしわがよらず綺麗に決まります。
メッシュ生地のものは通気性が良く、暑い夏におすすめです。
浴衣を着付ける時に必要なもの
肌着
素肌にいきなり浴衣を着てしまうと、汗などで浴衣が汚れてしまうので、肌着を着ることをおすすめします。
普段使っているブラジャーはバストを強調してしまい、浴衣には合いません。
和装用のブラジャーか、スポーツブラを着けましょう。
ブラジャーの上に着る肌着も和装用がおすすめですが、ない場合は洋装用でも大丈夫です。
洋装用を使う時は、浴衣を着た時に透けないか、肌着が見えてしまわないかをチェックしてください。
首回りがしっかり開いているものを選ぶと良いです。
和装用はワンピースタイプと上下分かれているタイプがあります。
好みで選んで良いですが、ワンピースタイプだと頭からすっぽり被るだけなので楽です。
タオル
浴衣を着付ける前に、ほとんどの人は体型の補正をすると思います。
ウエストなどの凹凸をなくし、より美しい着姿にするためです。
ですから補正に使うタオルは何枚か用意しておきましょう。
ウエスト用に1枚、バストにも足したい人はもう1枚くらいあると安心です。
浴衣でおしゃれを楽しむためにあると良いもの
帯留め
帯留めは着付けの最後に帯の前で結ぶものです。様々なモチーフのものがあり、目につきやすいものでもあるのでおしゃれを楽しみたい人におすすめです。
トンボ玉のような可憐なものや、鮮やかな紐状のものなどたくさんの種類があるので、浴衣や帯と合わせてコーディネートを楽しんでみてください。
浴衣を快適に着るためのポイント
普段着慣れない浴衣で動くのは大変なこともありますよね。
なるべくストレスなく浴衣を楽しむため、またアクシデントの時にどうすればいいかについて、いくつかポイントをご紹介します。
浴衣が着崩れた時
襟が開いてきてしまったら、左襟と見八つ口から手を入れて右襟をそれぞれ持ち、引き寄せるように引っ張ります。
首元が開くとだらしなく見えてしまうので、時々チェックしましょう。
衣紋が詰まってきたら、背中側のおはしょりを下に引っ張ると上手に抜くことができます。
こぶし一つ分くらい空いていると綺麗な着こなしになりますよ。
おはしょりが乱れたら、帯を少し持ち上げておはしょりを引っ張り、しわを取りましょう。
おはしょりが長くなってしまったら、帯の下に入れ込むと良いです。
帯がゆるんでしまうと焦りますよね。でも大丈夫です。ハンカチやタオルを帯の下に入れて、応急処置をしましょう。
帯の結び目の下にも入れるとより効果的です。
アクシデントの時
長時間帯を締めて歩くと、苦しくなったり気分が悪くなったりするかもしれません。そういう時は、帯を前と左右に引っ張ってゆとりをもたせましょう。
着付けの段階では、腰紐や伊達締めの結び目をお腹の上ではなく横にずらすと、苦痛を予防できるのでトライしてみてください。
下駄を履いて歩いていると、鼻緒が当たる部分が痛くなることがあります。痛みを我慢しながら歩くのは辛いですので、事前に対策をしておきましょう。
下駄を履く前に、鼻緒を手で持ち上げ、上や左右に引っ張って伸ばします。手でもむのも良いでしょう。事前にゆるめておくと、快適に履くことができると思います。
また、痛みが出にくい履き方というのもあります。
足を下駄の前の方までぎゅっと押し込んでしまうと、指にこすれて痛みが出てしまうかもしれません。
指と鼻緒の間に1cmほど隙間を開け、足先と下駄の先まで1,2cmほどゆとりをもたせるようにするのがおすすめの履き方です。
かかとは下駄からはみ出していても大丈夫です。
もし痛みが出てしまったら絆創膏を貼りましょう。もしものために、何枚か持ち歩くようにすると安心ですね。
事前に貼って予防することもできます。
他にも、保湿クリームとベビーパウダーを鼻緒が当たる部分に付けておくのも効果的です。
浴衣を着付ける際の準備や、快適に過ごすための対策を頭に入れて、楽しい浴衣タイムにしてくださいね。
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