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2019.04.08

浴衣の着付けで帯を簡単に結ぶための10のポイント

浴衣の着付けで帯を簡単に結ぶための10のポイント

寒い冬が終わり、あっという間にもうすぐ夏がきますね。夏と言えば夏祭りや花火大会。浴衣をきて参加する人もいるでしょう。
浅草の浴衣レンタル店京都の浴衣レンタル店で浴衣をレンタルしてイベントに参加する方もいれば、自分で浴衣の着付けをして、花火大会などに行く方もいるでしょう。
そこで、浴衣の着付けの中でも「帯」を簡単に結ぶための、浴衣の帯の選び方から着付けまで、10のポイントをお伝え致します。
まずは、浴衣の帯の選び方についてです。

帯の素材、種類について

浴衣に合わせる帯にはいくつか種類があります。一般的に着用されるのは半幅帯ですが、兵児帯といって柔らかく帯の幅が広いタイプの帯や、作り帯と言ってもう帯の形ができており、背中にはめ込むタイプのものがあります。
一番着付けが簡単なのは作り帯ですが、後ろの帯の形が決まっており、ある程度年齢を重ねて使用すると幼稚に見えてしまいます。
女性用の兵児帯は子どもや男性が結ぶ絞りのタイプではなく一枚、もしくは2枚の布を合わせて縫ったようなものです。
兵児帯は半幅帯より帯の幅が広いことが多く、帯芯が入っていません。着付け方によっては半幅帯より華やかに見せることができます。
最近では「ファブリック帯」とも言い、色んな結び方がネットや本などで紹介されています。
結ぶのは簡単ですが、帯芯が入っていないことにより素材によっては緩みやすくほどけ易いことがあります。
一番よく使用されている半幅帯には様々な素材があります。ポリエステル、綿、正絹、麻があり、素材によって金額や締め心地が変わってきます。素材から見て一番結びやすいのは正絹ですが、絹なので値段は少し高めです。しかし帯結びの形がしっかり決まり、締め心地も抜群に良いです。
綿や麻、ポリエステルは安いものだと1000円代、高いもので1万円前後くらいとぴんきりです。正絹に比べると結び易さは劣りますが、充分締めやすいですしお手頃なお値段で購入できるので、初心者の方にもおすすめです。
麻は夏限定で着用することができ、こちらも割とお手頃なお値段です。とても涼しげに見えるのが特徴です。
このように帯の種類や素材によって結び易さが変わってきます。まだ着付けに慣れていない人は、一番無難で結び易いポリエステルの半幅帯の使用をお勧め致します。

帯の長さについて

半幅帯の長さは大体3.6メートルくらいですが、商品によって数センチ、もしくは数10センチも長さが異なります。帯は長い方が色んな結び方やアレンジが結び易いので、できれば長めのものを選ぶと良いでしょう。
ネット通販で売られている半幅帯には長さが記載されているものも沢山あるので、買う時にはチェックしてみましょう。

ワンポイントの柄は避ける

半幅帯にはワンポイント柄のものがありますが、ワンポイントの場所が正面にあるとその柄が正面に出るように調節しながら着付けしないといけないので着付けが難しくなってしまいます。
タレ先ならさほど問題はないのですが、タレ先でも帯の結び方によっては柄の位置を調整しないといけない結び方もあります。半幅帯を選ぶ時は、できれば全て柄が同じもの、もしくは無地を選ぶと良いです。ワンポイントの柄は着付けに慣れてきたら挑戦してみましょう。
次に帯を結ぶ前の浴衣の着付けでできるポイントです。

全身鏡の前で着付けする

着物の着付けでも同じなのですが、浴衣の着付けの際も全身鏡の前で着付けをしましょう。鏡で確認しながら着付けをしていくことで、シワやよれなどがないかを確認できますし、帯の着付けの際も鏡を見ながらした方が断然着付けが楽になります。

コーリンベルト、伊達締めを使う

着物の着付けでは「コーリンベルト」と「伊達締め」を使用しますが浴衣でも使用すると便利です。まずコーリンベルトとは、着物で衿の位置を決めた際にウエスト辺りに巻き、衿をしっかり留めてくれる道具です。伊達締めは幅10センチ程の紐で、更にその上から伊達締めを締めることにより衿が安定し、下のおはしょりもまっすぐ整います。
浴衣をきれいに着付けることにより、半幅帯の着付けが楽になりますし、見栄えも良くなります。
そしていよいよ半幅帯の着付けに入ります。

帯板の長さを調整して使う

帯を結ぶ前に「帯板」をつけます。帯板は、帯の着付けが終わった後に差し込むタイプと、留め具がついており帯の着付けの前につけるタイプがあります。もし留め具がついているタイプであれば、体にフィットするように必ず調整をしましょう。
理由は後にも書いていますが、帯結びを前で作り後ろに回す時に、帯板が体にフィットしていないと帯と一緒に帯板も回ってしまい、着崩れてしまいます。留め具に紐の長さを調整できるところがあるので、きちんと体にフィットさせてから帯の着付けに入りましょう。
帯板の高さは、帯板の上部がバストにかかるくらいが良いです。

自分が回って帯を巻く

半幅帯の着付けは、タレ先を右肩にかけて帯板まで下ろしたら折り返して半時計周りに2回体に巻いてから形を作っていきます。帯の高さは帯板の下側と帯の下側を合わせます。
この2回体に巻く時には、手を使って巻き付けるのは難しいので、帯は動かさず自分が時計回りに回って帯を巻き付けていくと簡単です。是非やってみて下さい。

2回巻いたらしっかり締める

2回体に巻いたら帯をしっかり締め付けましょう。コツは、正面の下側の帯の折り返しの部分に左手の人差し指をひっかけます。そして右手に持っている帯を手前に引っ張り思い切りしめます。
引っ張る時に右手は上下に動かしながら引っ張ると締まりやすいです。ただ、もし帯板が着付けの後に差し込むタイプのものであれば、あまりにきつく締めすぎてしまうと帯板が入らなくなってしまうので調節してくださいね。

前で結んでくるっと回す

帯をしっかり締めたら次は形を作っていきます。帯結びは後ろで作るのではなく正面で鏡にうつるように結び、前で結んだ後に後ろにくるっと回します。回す時のコツは、右手で帯結びの上の部分を持ち、左手で後ろ側の帯の下を持ち、時計回りに少しずつ回していきます。そして帯結びが真後ろにきたら更に少し時計回りに回し、帯結びが背中の少し左側にきたらもと(真後ろ)に戻します。
こうすると、帯を回した際によってしまった浴衣を元に戻すことができます。
ちなみに帯結びは「文庫結び」「しだれ結び」「貝ノ口」など何十種類もあるので、3つくらい結べるようになっているとその日の気分で結び方を変えることができます。

帯飾りを使用する

帯の着付けが終わったら基本的に浴衣の着付けは終了ですが、もし物足りないと思った時には「帯飾り」をつけることをお勧めします。特に帯が無地のものや控えめな色や柄のものなら帯飾りをつけることによってアクセントになり締まって見えることもあるので、是非取り入れてみてはいかがでしょうか。
帯飾りにもいろんなものがあり、帯締めのような結ぶタイプのものや、「根付」と言って帯の上にはめこみストラップのようにぶら下げる飾りがあります。結ぶタイプのものでも、トンボ玉や帯留めがついているタイプや紐のみのものがあります。
結び方は、トンボ玉や帯留めがついているものならそれを正面に持ってきて、結び目が見えないように後ろお帯結びの中で結びます。
ついていないタイプは、帯の前でちょうちょ結びをして、左右のあまった紐で輪っかを作り、結び目の裏を通して流すと花っぽく見えます。他にも様々なアレンジ結びがあるので、ネットなどで見てみましょう。
その他にもコサージュをつけたり、レースを一緒に結んだりと、色んなアレンジ方法があり、小物を追加すると華やかに見せることができます。
以上が浴衣の着付けで帯を簡単に結ぶための10のポイントです。
帯結びに慣れてくると浴衣を着ることが楽しくなってきます。是非今年の夏は浴衣をきて夏祭りや花火を見に行きましょう!


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