京都で着物レンタルするなら知っておきたい着物の常識紹介!
京都観光に来たら、着物をレンタルして観光してみたいという人も多いのではないでしょうか。
普段なかなか着る機会のない着物をレンタルするのは楽しみと同時にドキドキ感や不安などある人もいるのではないでしょうか。
より快適に着物で京都観光を楽しむ為の着物の常識を、着付けの流れに沿って紹介致します。
着付けの流れは、主に①下着類、足袋②長襦袢③着物④帯に分かれます。
その中でチェックするポイントや知っておくと良いことをお伝え致します。
着物の選び方
まず着付けの前に、レンタル着物を選ぶ時のポイントをお伝え致します。
着物の選び方ですが、レンタル着物は大体M,Lサイズがあり、小柄な方やふくよかな方には特別サイズプランなどがあることが多いです。
着物レンタル店では、フリーサイズを用意しているお店が多いようです。アンティーク着物はその着物の性質上、少し小さいサイズになっているので、おはしょりが短くなったり、裾が短くなったりすることが多いので、注意が必要です。
ポリエステルの街着をメインに揃えているレンタル着物店では、その心配は無用です。
着物のサイズは普段着ている洋服のサイズと大体同じです。着物が小さすぎすると袖やおはしょりが短すぎて見栄えがあまりよくないです。
逆に大きすぎるのも着姿にたるみが出てしまったり袖が長すぎて動きにくくなってしまいます。
なのでまずはきちんと自分の身長や体形に合うサイズを選びましょう。次に着物や帯の柄や色を選びます。
パッと見て好きな柄でも、実際に着てみるとあまりしっくりこないこともありますので、気に入った着物があったらすぐに決めるのではなく一旦鏡の前で当ててみて顔写りをチェックしてみましょう。
あまり好きではない色や柄でも、着てみると凄く顔写りが良く似合っていることはよくあります。
店員さんや友達がいれば相談しながら選びましょう。
着物の選び方も、洋服を選ぶ時と似ている部分がありますね。
補正用のタオルをつけてもらう
一番最初に着るものは肌襦袢、裾除けで、あとは足袋を履きます。肌襦袢と裾除けは補正のタオルを巻いた上に着ます。更に必要な人は和装ブラジャーを身に着けます。
着物は、体を寸胴にすると着せやすく、着崩れ防止にもなり、着姿も美しく見えます。また、汗をすいとってくれる効果もあります。なので、肌襦袢の前に補正をしているかどうかはチェックポイントです。
特に腰回りに補正用のタオルを巻いてくれているかをチェックしてみて下さい。あとはその上に肌襦袢、裾除けを着ます。足袋を履いたら下着類の着用は終わりです。
肌襦袢や裾除けは紐で体を締めますが、この時はあまりきつくしめなくて大丈夫です。
半襟の幅と衣紋の抜き加減をチェック
肌襦袢などを着たら、次に長襦袢を着付けます。長襦袢を羽織り袖を通し、衿の位置と衣紋の抜き加減を決めたら、腰紐、伊達締めでバストの下あたりを結びます。
伊達締めは幅10㎝くらいの紐のようなものでこの後の着物の着付けでも使用します。長襦袢で使用するのは衿の位置を固定するためです。
長襦袢の着付けで衿がきっちり決まると、その後の着物の着付けもきれいにできますし、着姿も美しく見えます。
長襦袢の衿の中には「衿芯」という小物が入っており、着物を着た時に衿がピシッと綺麗に整って、衣紋が抜けて着姿が素敵になる物です。衣紋の抜き加減ですが、だいたい指3本分~こぶしが一つ入るくらい抜きます。
そして、前の衿の白い部分は「半衿」と言います。この白い部分の幅は大体1.5~2センチが良いとされています。また、左右の半衿の幅が左右均等になっているかも要チェックです。半衿が綺麗に見えていると顔映りも良くなります。
おはしょり、裾、前身頃などのシワに注意
長襦袢の次は着物の着付けに入ります。
着物に袖を通したらまず裾の長さを合わせ、前身頃を決めます。決まったら腰紐で腰骨の上あたりを結びます。ここで結ぶ腰紐は一番きつく締めるので締められた時にちょっとびっくりするかもしれません。腰紐をしめたら、前身頃のしわやたるみがないかを確認します。
後身頃にしわがあると、前身頃に出てしまうので、着付けの際は前身頃をめくり後身頃も確認します。前のしわをとったら次は後ろのしわや、裾の長さを確認します。後ろは特に腰紐周辺にしわが出やすいので、しっかり伸ばします。
そして、裾の長さは床すれすれくらいが丁度よい長さなので、長さも調整します。
その次に衿の形を決めます。この時も長襦袢の半衿の時と同様、左右が同じ幅であることを確認しましょう。決まったら、アンダーバストとウエストの間あたりを腰紐かコーリンベルトで結びます。
コーリンベルトというのは着物の上前と下前をはさみ襟もとの着くずれをふせぐ和装小物です。
使わない場合はそのまま腰紐が結ばれます。その上に、伊達締めを結ぶのですが、伊達締めの下に出ているあまった部分が「おはしょり」になります。
おはしょりは男性にはなく女性のみあります。おはしょりの理想的な長さは帯の下から大体1指し指1本分です。
またおはしょりに厚みが出ないように着物の下前を斜 め上に折り上げておくと、おはしょりが きれいになります。
折り上げる位置は、下前の衿が胸紐にかかる少し下にしておきます。伊達締めを結びおはしょりができたら着物の着付けの完成です。
帯の締め具合と最終チェック
帯の着付けですが、これは帯の種類によって異なります。
帯の種類は主に①袋帯②名古屋帯③半幅帯の3つです。レンタル着物(普段着)の場合は、半幅帯を使用するところが多く、その次に名古屋帯が多いかと思います。袋帯を使用するところはほとんどないでしょう。
帯を結ぶ前に帯板を巻きます。帯板は前側にヨレやしわが出ないようにつけるものです。
まず半幅帯の結び方は、1冊の本が出るくらい様々な種類がありますが、王道は「文庫結び」という結び方です。これは、形が文庫本を開いた状態に似ていることからこの名前がつきました。
名古屋帯の場合は後ろの形はお太鼓結びと言って四角い形が主流です。また、帯枕、帯締め、帯揚げなどの小物が必要になります。帯枕とは背中のお太鼓に膨らみを出す道具です。まず帯を体に2回巻いたら一回ぎゅっと締めます。ここでしっかり締めないと、帯が下がってきたり着崩れの原因となってしまいますのでしっかり締めてもらいます。
その後は後ろにお太鼓を作ります。作る最中に帯枕を入れ、お太鼓ができたら前側に戻り帯締め、帯揚げを結んだら帯の着付けの完成です。チェックできるポイントは、まず帯締め帯揚げの位置です。
帯締めの結び目と帯揚げの結び目がきちんと中心にきているかを見ます。帯の着付けが完成したら、最後は草履を履いたら着物の着付けの完成です。
着付けた後にチェックできるポイントをまとめていきます。まず、着付けの途中にもありますが、衿の抜き加減やおはしょりの長さを見ます。
そして、ヨレやしわがないかを確認します。特に前身頃や衿元、おはしょりのヨレやしわは目立つのでよく見ておきましょう。
あとは裾の長さ。着物の着付け中に裾の長さは見ますが、着付けを進めていくうちにあがってくる場合があるので見ておきましょう。
これらをチェックしてもし気になるところがあれば、遠慮せずにお店の着付け師の人に言いましょう。
草履を履いていて万が一きつく感じたりちょっと痛いなと思ったら、一旦脱いで鼻緒を指で広げて柔らかくしたり、近くにコンビニなどがあれば絆創膏を買って足の親指と人差し指か親指と人差し指の間など、痛い所に貼ってみると痛みが和らぎますよ。
以上が知っておきたい着物の常識です。
着物の着付けや知識を少しでも知っていると、着物を着るのが楽しくなってきます。着物の常識を知り、より京都観光を楽しみましょう♪
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