体型別の着物の着付けのコツを5つのステップで解説!
着物レンタルをする時、着付けがスムーズにいかない…完成した姿を見てもいまいちしっくりこない…という経験はありませんか?
それはもしかすると、自分の体型に合った着付けじゃないからかもしれません。
着物を綺麗に着るにはいくつかポイントがありますが、一番大切なのは自分の体に合っているかということです。
着ている姿が美しいのはもちろん、着ている側の動きやすさ、快適さにもつながります。
着物が似合う体型と呼ばれるものは、肩が下がっている、首がほっそりしている、胸とウエストとヒップのサイズに差がないなどいくつかあります。
自分はそれにあてはまらない…とがっかりした人。大丈夫です!工夫次第でどんな体型でも美しい着姿になれます。
着物で胸が大きい方の着付け方法はこちらをご覧ください>「着物の着付けで胸が大きい場合には?補正方法と着付けのポイント」
では、体型別に覚えておきたい着付けのコツをご紹介します。
身長が高い人の着付けのコツ
身長が高い人が着物レンタルする時に、まず気になる点は着物のサイズではないでしょうか?
綺麗な着物が並んでいても、身長より小さいサイズの着物ばかりで着られるものがないとがっかりしてしまいますよね。でも大丈夫です!
着物の長さは、身長よりプラスマイナス5cmなら綺麗に着られると言われています。
例えば、身長170cmの人なら165cmから175cmは許容範囲ということです。
身長より長い着物はなかなか見つけられないかもしれないので、5cmほど小さい着物の中から選ぶようにしてみてください。
裄の長さは首から手首までの長さに、プラスマイナス3cmから5cmほどが丁度良い長さです。
裄が短いと手首が見えすぎてしまうので、きちんとチェックしたいところです。
裄の短さをカバーする着付けのポイントは、半襟を多めに見せることです。定番の白の他に、色や柄のついたデザイン性のあるものを身に着けるとおしゃれですね。
こうすると着物が外側にずれるので、裄の長さを稼ぐことができておすすめです。
着付ける時に悩みの種となるのが、おはしょりの長さかもしれません。
普通おはしょりは人差し指くらいの長さに、と言われますが、丈が短い着物だとおはしょりが綺麗に出ないことがあります。
そういう時は、紐を結ぶ位置を骨盤あたりまで下げてみましょう。おはしょりの長さをしっかり出せますし、しっかりと締められるので着崩れる心配もなくなります。
帯を結ぶ時にも覚えておきたいポイントがあります。それは、帯の位置を低めに結ぶことです。
普通帯は胸の下あたりで結びますが、それより気持ち下めにすると、身長の高さを生かしたかっこいい着物姿になりますよ。
身長が高い人は、大き目の柄、派手なデザインのものもよく似合います。
着物は大きな柄やカラフルな色使いでも華やかで素敵なので、洋服ではシンプルなものが多いという人も、この機会に挑戦してみてはいかがでしょうか?
身長が低い人の着付けのコツ
着物は古くからの日本人の体つきに合うように作られてきたので、身長が低くても綺麗に着られると言われます。
洋服より着物の方がサイズに悩まずに着られる、という人もいるかもしれません。
着物のサイズは、例えば150cmの人なら145cmから155cmくらいの長さのものを選ぶと良いです。
少し大きいかな?と思っても、その後の着付けで調整できるので大丈夫です。
裄のサイズは特にチェックしたほうが良い点です。短い分には対応できますが、長すぎると手が隠れて動きづらくなってしまいます。見た目も不恰好です。
長さを測り、自分のサイズに合ったものを選ぶようにしてください。
サイズが大きい着物を着るための着付けのポイントはおはしょりにあります。
紐を腰より少し高めの位置で結ぶと、少し長い着物でも綺麗に着られます。
もっと長い場合は、紐を使っておはしょりを上にあげて固定し、見える部分を少なくすると、着物の長さもおはしょりの長さも解決しますよ。
着物の柄を選ぶ時は、小花などの小さ目のものにするのがおすすめです。
大きいものだとどうしても柄が目立ちすぎてしまい、見た目のバランスが悪くなってしまいます。
好みもあると思いますが、鏡で見て自分に似合うかどうかも選ぶ基準にしてみてください。
体重が重い人の着付けのコツ
着物のサイズで一番チェックしたいところは身幅です。
自分の体で一番太い場所のサイズを基準に選びます。
幅の長さが足りないと体を覆えないので、実際に鏡の前で羽織ってみて、短い部分がないかチェックしましょう。
ぽっちゃり体型の人は、まず補正をきちんとすると綺麗な着姿になります。
胸が大きい人は和装ブラジャーをして、なるべくふくらみが目立たないようにしましょう。
ウエストよりヒップの方が大きい場合は、タオルを巻いて差を埋めるようにすると良いです。
着物は首が細い方が綺麗に見えますが、衿を合わせる時に角度を狭めるとほっそりして見えるのでおすすめです。
着物の色や柄によって、痩せて見える効果があるので、それも着物を選ぶポイントにできます。
黒や青、緑などは引き締まって見える色なのでおすすめです。逆に、白や淡い色は体を大きく見せてしまいます。
縦のストライプ柄は体の線を縦長に見せてくれるのでおすすめです。
体重が軽い人の着付けのコツ
ほっそりとした体型の人は、着物の線が本来の位置より外側にいってしまうなど、着付けに苦戦することがあると思います。
細いからといってたくさん補正をしないといけないとは限りません。どの部分がぶかぶかするかをよく見て、そこに補正を入れていきましょう。
胸が薄い人は和装ブラジャーの上からタオルを当てて、ボリュームを出すようにします。
ウエストがくびれている人は、そこにタオルを巻きサイズの差を埋めます。
きちんと補正をすることで、着崩れせず着る方も快適に過ごせますよ。
全体的に線が細い人は、思ったほど補正しなくても良いことがあるようです。
あまりに多いと動きづらく苦しいので、見た目だけでなく自分の快適さも考えて着るようにしてみてください。
着物の色はパステルカラーなど優しい色がよく似合います。ふわっとした女子っぽさを出すにもぴったりです。
柄は小さ目のものを選ぶと、体型とのバランスを取ることができます。
肩幅が広い人の着付けのコツ
着物はなで肩の方が似合うと言われていますが、肩幅が広い人でも着付け次第で綺麗に見せることができるので大丈夫です。
肩に角度を付けるため、首の付け根にパットを当てるか、タオルを置いて厚みが出るようにします。
長襦袢を着る時に、衿を離し気味にすると角度が付きます。普通は首元にぴったりと添わせますが、肩幅が広い人には試して頂きたい着方です。
衿は前も横も空間があるとだらしなく見えてしまうので、前はしっかりと合わせてください。
どんな人もそれぞれ自分の体にコンプレックスがあるかと思います。
着物が似合う人を見ると、自分もああだったらな…と感じるかもしれません。
でも、自分に合ったサイズを選ぶことや着付けの仕方を工夫すること、色や柄などでコンプレックスを隠し、魅力的に見せることができます。
着物レンタルをする前に、改めて自分の体をじっくり観察してみて、どこを調整したら綺麗に見えるか考えてみると良いと思います。
自分に合った着付けで鏡の前に立つと、あれ?私結構似合ってるんじゃない?と感じることができるかもしれません。気分が一気に上がる瞬間ですよね。
明るい気持ちは着物姿をますます魅力的に見せるものです。
自分が一番素敵に見える姿で、着物タイムを楽しんでください。
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