着物レンタル店が着物の着付けの流れを5つのステップで解説!
浅草旅行や京都観光の時に着物のレンタル店を利用する観光客や若い人が増えてきています。
近年、着物に関心を持つ人も多く、観光地にレンタル着物店も増えてきました。
初めて着物をレンタルしてみたい人の為に、レンタル着物の着付けの流れを5つのステップで紹介します。
着付けの流れは、基本的には、
になります。ここでは以上の5つのステップを詳しくお伝え致します!
体系別の着付け方法は下記の記事もご参照ください!
胸が大きい方の着物の着付け方法はこちら>「着物の着付けで胸が大きい場合には?補正方法と着付けのポイント」
体系別の着物の着付け方法はこちら>「体型別の着物の着付けのコツを5つのステップで解説!」
着物の裾除けの使い方について知りたい方はこちら>「着物の裾除けとは?使い方もわかりやすく解説!」
着物の肌襦袢、裾よけ、足袋を着用する時のポイント
まず、着物の着付けの順番として、衣服を脱いで、足袋を履きます。その後、着物のインナーと言われる肌襦袢と裾除けを着ます。
そして長襦袢、着物を着て帯を締めて完成となります。
最近はワンピース型の肌襦袢が多く、裾除けを着ないタイプも多いです。
着物をレンタルする時は、肌襦袢、裾除け、足袋は自分で着て、次の長襦袢から着付け師の人に着付けてもらうようになるかと思います。
まずは肌襦袢、裾よけ、足袋の3つを自分で着る時のポイントをご紹介します。
その前に着物レンタルをする日の下着ですが、体のラインがあまり出ないものを選びましょう。
着物は体を寸胴に近づける為に腰回りやお腹にタオルを巻いてから着物を着る人が多いです。
また、バストの大きい人は帯の上に胸が乗らないように和装ブラジャーやカップつきのキャミソールを着ます。
最近の下着屋さんで売られているブラジャーは、「盛るブラ」などパットがしっかり入っているものが多いですが、着物を着る時には不向きです。
なので、特にバストの大きい方は和装ブラジャーなどのバストを抑えられる下着を着た方が良いです。
次に肌襦袢を着るコツですが、衿の後ろはしっかり抜いて着ましょう。
着物は衿を抜いて着るので、万が一うなじから肌襦袢が見えてしまっては少し残念です・・・。
着付師の人が肌襦袢が出ないように着せてくれるとは思いますが、予め後ろ衿はしっかり抜いておいた方が安心ですし、着付け師の人も着付けやすいです。
裾除けを着るコツは、着物と同じように左側の裾が前にくるように着ましょう。
着物の裾除けについてもっと詳しく知りたい方はこちらお読みください!「着物の裾除けとは?使い方もわかりやすく解説!」
お手洗いの時など着物をめくる必要がある時に、着物と同じようにしておくとめくりやすいです。
足袋はこはぜを全て留めましょう。こはぜとは足袋についているボタンのようなものです。
大体4枚か5枚ついていますが、これをしっかりとめることで足首にぴったりフィットしますし、見栄えもきれいなので、面倒くさがらず必ず全て留めましょう。
長襦袢は着物を綺麗に着付ける為に重要
次に長襦袢の着付けに入りますが、レンタル着物店では、ここから着付け師の人が着せてくれることが多いです。
長襦袢は着物をきれいに着付ける要(かなめ)で、衿元がしっかり決まるとその後の着物の着付けもしっかり決まります。
着付けの流れは、長襦袢の衿を合わせたらバストの下あたりを腰紐で結び、その上から伊達締めを結びます。
そして着付け師がシワやたるみがないように長襦袢を調整していきます。
この時に占める腰紐は、そんなにしめつけなくても良いので、もし締め付けがきついなと思ったら気兼ねなく着付け師の人に伝えましょう。
長襦袢の着付けで衿の抜き加減を決めます。観光時の着物は普段着の小紋や紬を着ることが多いと思うので、普段着の場合は大体こぶし一つ分くらい衿を抜きます。
着物の着付けで大事な腰紐
長襦袢の次はいよいよ着物の着付けです。
まず着物を袖に通すのですが、この時に長襦袢の袖を手で持っておくと袖が通りやすいので着付け師の人も喜ぶと思います。
そして前身頃の位置を決めたら腰骨の上あたりを腰紐で締めます。
この時の腰紐は着付けの中でも一番強く締める所で、ここの締め付けが緩いと着崩れの原因となってしまいますので一瞬苦しいかもしれませんがここは耐えましょう。
最初はきつく締め付けられてびっくりするかもしれませんが、動いてるうちにだんだん慣れてきますし、大体の方は腰にタオルを巻いているので体が直接締め付けられるような感覚ではないのでご安心下さい。
もしどうしても苦しい時は、着付け師の人に言えば少し緩めてくれるので、その時は遠慮せずに言いましょう。
その後は衿元を長襦袢の衿に合わせて折り、衿の位置が決まったら再び腰紐をしめ、最後に伊達締めを締められます。ここまでで着物の着付けが完成です。
帯の結び方もアレンジが可能!
着物の着付けが終わったら次は帯の着付けに入ります。帯の着付けは、着物の腰紐の次に強く締めるところです。
レンタル着物店では、街着として着物レンタルをされるお客様が多いので、半幅帯を使用するケースがほとんどです。
袋帯や名古屋帯は別途着付け料金がかかるお店も多いと思います。
2回程体に巻いて締めた後は、背中で帯を結びます。帯結びは名古屋帯や袋帯であれば四角い形のお太鼓がスタンダードな結び方で、浴衣にも着れる半幅帯であれば文庫結びという結び方がよく結ばれています。
ですがお太鼓結びには「角出し結び」や「銀座結び」というアレンジした結び方があり、半幅帯に関してはたくさんのアレンジ結びがあります。もし機会があれば一度ネットで検索してみましょう。
そして、もし気に入った帯結びがあれば、着付けの前に着付け師さんに画像を見せて「この結び方はできますか?」と当日着付け師に聞いてみるとよいと思います。
帯のアレンジの仕方も複数通りあって、選んだレンタル着物にあった帯の結び方を着付け師がやってくださると思います。
着物をレンタルする時のセットプランの帯は、半幅帯を使用するところが多いかと思います。
名古屋帯を使用する所もありますが、名古屋帯の場合は帯締めや帯揚げなどの小物も必要になります。
まず帯揚げですが、これはほぼ見えません。脇の部分から少しと、中心の結び目が帯から出て少し見えるくらいです。
帯締めはお太鼓結びを抑える紐で、「本結び」という基本的な結び方が主流です。帯締めの位置は帯の真ん中に結び目がきます。
着物レンタル店での帯の選び方を知りたい方はこちら
新品の草履は履きにくい?
帯の着付けが終わったら着物自体の着付けは終了です。
その後は着物姿全体を見て、シワやズレなどがないか全てを確認します。
これは着付け師の人が確認してシワなどがある部分は調整してくれます。
着付けの際はほぼ目の前に全身鏡がありますので、自分でも確認できる方法をお伝え致します。
自分で確認できることはするポイントとしては、
①長襦袢の衿の中心
②着物の衿の中心
③帯揚げの結び目
④帯締めの結び目
この4つが全て顔の中心(鼻)の一直線上にあるかを見ます。
次に裾を見て右側が少し上に上がっているかを確認します。
次におはしょり(帯の下の部分)を見てみましょう。
おはしょりの長さは大体5㎝前後が良いですが、身長の高い人だと少し短めになるかもしれませんので、短いことはあまり気にしなくて良いと思います。
おはしょりにたるみがなくピシっとしていればOKです。
次に後ろを向きましょう。後ろ姿全体を確認することは難しいですが、裾や帯の形は見ることができます。まず裾の長さを見て、床すれすれになっていれば大丈夫です。
自分で着物姿を確認してもし気になる部分があったり、着心地で苦しい所があったら遠慮せず着付け師の人に伝えましょう。
その場で直してくれます。仕上げが終わったら最後に草履を履きます。
普段履く機会のない草履は、歩いているうちに足が痛くなったり履く時に手こずってしまう人もいると思います。
草履を履く時のコツですが、まず履く前に鼻緒を少し手でほぐしてあげると履きやすくなります。
特に新品の草履は鼻緒が固く、足も入れにくいので、鼻緒をほぐしてから足を入れましょう。次に履き方ですが、始めは両方の草履を軽く履き、両足を内股にします。
次に片方をしっかり履く時に、もう片方の草履で前を抑えると草履が履きやすくなります。草履を履けば、もう外に出て着物で観光や旅行を楽しめます。
以上が着付けの流れです。大体の流れが分かると、着付けもスムーズに進みますし、着付けを見るのも楽しめます。
とにかく気になることがあったら、何でも着付け師の人に聞いてみましょう。
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