浴衣を着るのはいつからいつまで?マナーやルールはある?
普段、なかなか和服に縁がないという人でも、お祭りや花火大会で浴衣を着たことがある人は多いですよね。
可愛い色や柄のものも多く、洋服の延長でお気に入りのものを選びやすいのも浴衣のいいところ。
女性の浴衣姿は、男性からの支持も高く、夏のデート服にはとっても人気。
どんな人混みでも、浴衣を着ている人には男女関係なく、自然と目がいってしまうものです。
涼しげな和服って、素敵ですよね。
でも、「浴衣って、いつからいつまで着るのが正しいの?」「浴衣のルールってあるの?」と疑問に思っている人も多いんです。
そんなあなたのために、浴衣の基本から、季節に合わせた着こなしまでを紹介します!
着物と浴衣の違いについて知りたい方はこちらをご覧ください
>着物と浴衣の違いとは?5つの違いを説明
浴衣の季節はいつ頃?
浴衣は夏の盛りに着る和服
一般的に、浴衣は軽くて風通しの良い、綿や麻の素材で作られているので、暑くて汗をたくさんかく、夏の特に暑い時期に着るのがふさわしいとされています。
具体的に言えば、7月から8月といえるでしょう。ただし、何月何日というように、明確な決まりはありません。
そもそも浴衣は、暑い夏の湯上りや、寝苦しい夜の寝間着として愛されてきた和服。
そのため、かつて年配の方のなかには、浴衣で外出するのを好ましく思わない人もいました。
しかし、現代では普段着として着用しても、まったく問題ありません。
それどころか、和服を見かけることが少なくなった現代において、暑い夏に涼しげな浴衣姿は、好まれることが多いです。
大切なのは、浴衣を楽しめる季節かどうか
「いまは浴衣を着ていい時期ですか?」という質問を受けることがあります。
確かに、普段きていないからこそ、ふさわしい時期なのか、マナーを含め、気になりますよね。
でも、いまが何月かより、もっと大切なことがあります。
それは、浴衣を着ていて心地いいと感じるかどうか。
最近は、まだ6月なのに、真夏の暑さになったり、9月なのに、じっとり暑かったりすることがありますよね。
「和服が着たいけど、着物は暑苦しそうだな」と思ったら、浴衣を着たっていいんです。
天気に合わせて洋服を調節するように、和服も自由に調節してください。
秋になったら浴衣は着ちゃダメ?
暑いならOK!でも気温の変化に注意
浴衣に「秋だから着てはいけない」というルールはありませんが、秋になると、一日の温度差が大きくなります。
日中はまだまだ暑くても、夕方になり急に冷えて、震えながら浴衣を着る…ということになってはツライですよね。
とはいえ、秋はお祭りや花火大会が開催されることも多い時期。
そのために、ぜひ心地よく浴衣を楽しむコツをおさえましょう。
浴衣を秋に着るポイントは柄
一番わかりやすいのが、秋に浴衣をレンタルするなら、柄に注目してみましょう。
トンボやぶどう、紅葉、ススキなどはいかにも秋らしいので、むしろ夏の終わりにぜひ着たい柄です。
モチーフだけを見ると、古典的な柄になりそうですが、いまはポップなデザインも多くあるので、現代風でありながら、季節感のある柄のものを取り入れると、とてもおしゃれな浴衣姿になりますよ。
上級者は半襟で秋っぽく
秋に浴衣を着るときにオススメなのは、浴衣に合わせる小物で「秋っぽさ」をプラスすること。
例えば、着物のように半襟を合わせると、浴衣も上級者にみえておしゃれです。
また、浴衣は基本的に爽やかな色味のものが多いので、半襟に、あえてボルドーや深緑、からし色など、落ち着きのある大人っぽい色をもってくると、秋らしさのあるアクセントになりオススメです。
防寒対策にはストールがおすすめ
あらかじめ、夜が冷えることが分かっているのであれば、大判のストールを持っていくとよいでしょう。
日中は腕にかけるくらいにして、涼しくなったら、羽織ったり、座っている時は足元にかけたりして、温めることができます。
また、足元は冷えやすいので、厚手の足袋を履いておくと、着物風に着られるし、つま先から冷えるのも防いでくれますよ。
新作浴衣が出始めるのはいつ頃?
ピークは6月
早いところでは4月から店頭に並ぶこともありますが、もっとも数がそろうのは6月頃。
「今年はこんな色の、こんな柄の浴衣が着たいな~」と思っているなら、6月を狙うのがおすすめです。
早すぎるとまだまだ新作が出そろっていないので、「やっぱりアレがよかった~」と後悔することがあるし、7月に入ると、人気の浴衣は数が少なくなることが多いです。
どうしても着たい浴衣があるときは、ベストのタイミングを狙って計画しておくと、お気に入りに出会える確率がグッと上がります。
レンタルなら好みの浴衣に出会える
経験者もたくさんいると思うのですが、お気に入りの浴衣を探すのって実は結構たいへん。
せっかく好みのものに出会えたと思っても、値段を見て、泣く泣く諦めたことがある人も少なくないのではないでしょうか。
レンタル着物のいいところは、定番からトレンドまで、幅広く揃えてある中から、見比べながら選べるところ。
さらに、たくさんの小物のなかから組み合わせることができるところ。
個人の購入では、数を揃えることが難しいので、毎回違う着物をレンタルして、新しい自分に出会うことができる楽しみがあります。
まとめ
着物より身近で、気軽に着ることができる浴衣。
季節や天気に合わせた着こなしで、いままでよりもっと浴衣の着こなしを楽しんでみてくださいね。
初夏や秋口の、浴衣の着こなしについては、ぜひご相談ください。
周りにちょっと差がつく、おしゃれな浴衣の着こなしをしてみませんか?
この記事の著者
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