着物の帯・小物の種類を紹介【京都文化に触れる】
京都の着物レンタルで、着物を選ぶときに、まず目が行くのは着物の色や柄ですよね。
もちろん、とっておきの1枚を見つけることが楽しみのひとつではありますが、着物のコーディネートを決めるのに、帯と小物がとても重要だって、知っていましたか?
なかなか着る機会が少ない着物だからこそ、帯と小物の種類を知って、とっておきのコーディネートにしましょう。
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着物コーディネートに欠かせない帯・小物
まずは着物と一緒に使う帯と小物について見ていきましょう。
帯選び
「着物のデザインをどう見せたいか」で、選び方が変わるのが帯。
着物と帯の合わせ方の例を、ちょっとだけ紹介しますね。
- 着物と同系色を選ぶ:全体的にまとまりがあり、落ち着いた雰囲気。大人っぽい。
- 着物と反対色を選ぶ:帯が洋服でいうベルトのようなアクセントになる。明るい印象。
- おとなしいデザインの着物に柄の帯を合わせる:帯の柄が映える。メインを帯に持ってくることで、おしゃれ感が出る。
- 柄の着物にシンプルな帯を合わせる:着物の柄が映える。こなれた印象。
「着物は決められても、帯は難しくて決められない」という人って、結構いるんです。
まずは、自分のなりたいイメージで選んでみるのもオススメですよ!
小物選び
「着物も決めた、帯も決まった、え、小物?まだあるの?」
いえいえ、そんなに難しく考えなくて大丈夫!
小物選びは、洋服でいう、アクセサリー選びだと思ってください!
お洋服が決まって、あと、もう少しだけおしゃれしたい時に選ぶ、ネックレスやピアス・イアリングって、一番ワクワクしませんか?
着物と帯が、ベース選びだとすれば、小物は、着物でいう「遊び」の部分です。
小物の使い方を知っていれば、フォーマルな場でも、小物づかいでまとめたり、ハズしたり、あなたらしい着こなしにすることができますよ。
帯の種類
帯には、女性用・男性用があり、そのなかでもさらに帯の格があり、それによって合わせる着物が決まっています。
とはいえ、一度覚えてしまえば間違うことはないので、着物とのコーディネートを楽しんでくださいね。
女性用
女性用の帯は、細かく分けると非常に多くありますが、今回は、ポピュラーなものを3つ紹介します。
①袋帯
袋帯は、帯の中で格式が高いもので、結婚式などのフォーマルな場にふさわしい帯です。
合わせる着物も、振袖や留袖など、格式高いものになります。
長さが4m30㎝、幅が31.4㎝のものが一般的です。
帯の中でも長さがあり、飾り結びなど、さまざまな結び方ができるので、晴れの日にぴったりです。
②名古屋帯
名古屋帯は、袋帯を簡単に使いやすくしたものといえます。
素材や柄が豊富にあるので、それによってお茶会や、習い事などのセミフォーマルな場からカジュアルの場まで、幅広く使うことができます。
名古屋帯の長さは3m60㎝前後で、袋帯よりも短いため、結び方の種類も異なります。
目安としては、訪問着、色無地、小紋、紬などに合わせるといいですよ。
しかし、あくまで袋帯を簡略化したものであって、フォーマルの装いにはふさわしくないので、注意してくださいね。
③半幅帯
半幅帯は、字のとおり、袋帯のおよそ半分、幅17㎝の帯です。浴衣に使う帯というと、イメージしやすいかもしれませんね。
こちらは、浴衣はもちろんのこと、普段着にも使えます。最近では、色や柄、長さの種類が増えて、選ぶのが楽しくなってきました。
浴衣、小紋、ウール、紬に合わせるのが一般的ですが、もともとカジュアル使いが前提なので、お洋服のように、柄や色を組み合わせて、大胆に楽しむ着こなしに向いています。
男性用
男性の帯は、基本的に大きく分けて2種類だけです。
しかし、女性と同じように「格」の違いがあるので、TPOにあった着こなしができるように覚えておいてくださいね。
①角帯
角帯は、幅が20㎝、長さは4mが一般的な、男性にとってのフォーマルな帯になります。
落語家さんの恰好を思い浮かべてもらえればイメージがつくのではないでしょうか?
角帯は、フォーマルな帯なので、結婚式やさまざまな式典にも結べるものですが、浴衣など普段着につかってもまったく問題ありません。かなり幅広く使えるので、男性は、角帯がいちばん使いやすいですね。
②兵児帯
いまでは、子どもや女性が使うことの方が多くなった兵児帯ですが、本来は男性のカジュアル用の帯として、広く用いられていました。
くしゅくしゅで柔らかい素材なので、結びやすく、身体になじみやすいので、リラックスするにはとても重宝します。
ゆえに、よそ行きには向かないとされていますが、角帯が一般的になった現代で、浴衣に兵児帯を合わせると、こなれた感が出て、とても粋な着こなしになります。
小物の種類
女性用
①帯揚げ
帯の上部で結ばれている布のことを「帯揚げ」といいます。
一般的にフォーマルには淡い色、カジュアルには鮮やかな色を持ってくることが多いです。
②帯締め
帯の上に細く一本結ばれている紐を「帯締め」といいます。
基本的には、帯揚げと同じ色合いに揃えることで、全体の着こなしが締まります。
③帯留め
帯締めに通してつける、和装用のアクセサリーです。
無くても着こなしとしてはまったく問題ありませんが、あるだけで、華やかさがアップします。
④バッグ・草履
意外かもしれませんが、バッグと草履は、フォーマルな場でなければ、特に決まりはありません。
歩きやすく、使いやすいものを基準に選ぶのもいいでしょう。
ただし、バッグは小ぶりなものがバランスがいいのでオススメです。
男性用
男性は、女性に比べて小物の種類は圧倒的に少ないですが、だからこそ、小物づかいが上手いと、周りに差がつけられますよ。
①羽織・羽織紐
小物というには大きいですが、ぜひとも身につけてほしいアイテムです。
羽織があるだけで、グッと貫禄が出ます。
さらに、羽織紐はセンスの見せ所。こだわって選んでみてください。
②信玄袋
ふだんスマホやお財布をポケットに入れている男性にこそオススメしたい、信玄袋。
和装用の小ぶりのカバンで、様々なデザインから選ぶことができます。
③扇子
暑がりの人も多いからか、お祭りなどで、着慣れない浴衣で、汗だくになっている男性をよく見かけます。
ダラダラと汗だくになっているよりも、扇子を仰ぎ、暑さを楽しむ姿はとても素敵に見えますよ。
まとめ
着物は、小物選びも楽しみのひとつです。
でも「自分じゃちょっと選べないな」と不安にならなくても大丈夫ですよ。
着物レンタルなら、スタッフの方も相談にのってくれるので安心して選ぶことができます。
とっておきの着こなしを見つけてくださいね。
この記事の著者
京都 着物レンタル 梨花和服
京都市内で嵐山、祇園、清水寺に着物レンタル店を3店舗展開。
着付けプラン1980円、カップルプラン7000円、ヘアセットプランも3980円とお得なプランもご用意。
渡月橋、清水寺、八坂庚申堂、八坂神社など人気観光地の近く!
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