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2019.04.13

【初心者必見】着物を綺麗に着付ける5つのコツ

【初心者必見】着物を綺麗に着付ける5つのコツ

浅草や京都での着物レンタルをきっかけに着物を着てみたいと興味を持ち始めたあなた!
着物を着てみたいけど、知らないことがたくさんあって自信がない・・・なんて言わないで、温かくなってきたこの季節に、新しい体験をしてみましょう!
まずは着物の着方、着付け方について知っておきましょうか。

綺麗な着姿とは?

着物を着てみたいなと思ったあなたは、着物のどこが素敵だと思いますか?
たくさんの女性をひきつけてやまない日本の伝統衣装の魅力はさまざま。
着物の色柄。帯。着物や帯、小物のコーディネート。着物を着ている姿そのもの。
知れば知るほどわくわくするのが着物の奥深いところです。
そして意外とみなさん気にされるのは「着姿の美しさ」。
ぴしっときりっと引き締まった様子に憧れる人も多いと思います。
ではそんな着姿を目指して、着付けについてのお話です。

着姿のベースづくり、補正

着物の着付け
美しさの第一の秘密は着物の下に隠れています。
人目に付かず、でもしっかり着姿を支えてくれるのが「補正」です。
でもどうして補正が必要なんでしょう?
立体的に布を切ったり縫ったりして体にフィットするように作り上げられるのは洋服です。
それに反して着物は全く正反対。一枚の布を切らずに縫い合わせています。
ですからたたむとぺったんこになりますし、糸をほどくと長ーい一枚の布になります。
体は立体的ですから当然曲線に次ぐ曲線。
サイズに合わせて縫い合わせるわけでもなく、タックをとるわけでもなく、一枚の布を体にまとわせるのですから、できるだけ曲線をなくすようにしたいというのが補正の役割です。
胸の高さや背中からヒップにかけた高低差、ウエストのラインなどをなくすようにします。
一般的にはタオルを巻き付けることが多いですよ。でも頻繁に着物を着るようになるのなら、専用の補正具があります。
タオル地にマジックテープがついていたり、クッション性の高い素材にベルトを付けたものだったりと、ワンタッチで装着できるので便利です。こうしてなるべく胴体を寸胴に作って着付けると、きれいで着崩れしにくい着付けが出来上がるというわけなんです。

きれいな帯結びとは

京都の着物レンタルで人力車
着物姿では着物も帯も、どちらが主役でどちらが脇役か、甲乙つけがたいところですね。
お互いに引き立て合ってこそ、美しい着姿なのかもしれませんね。
帯には3つの種類があります。
「袋帯」「名古屋帯」「半幅帯」です。
「袋帯」と「名古屋帯」にはフォーマルな場にもつけていけるような格調高いものから華やかなパーティー、カジュアルな集まり、家族やお友達との気軽なおでかけ用もあります。
「半幅帯」はカジュアルなもので、堅苦しい場ではなく、お買い物や食事、観光などに気軽につけるものです。
帯をきれいに結ぶには、やはり柄をよーく見ることです。
特にどこにどんな柄が出るか気を付けなくてはいけないのは「お太鼓結び」という結び方です。
これは振袖のとき以外はたいていの着物に合わせることができるとっても便利な結び方。
ですが柄がでるところが決まっていて、前側の真ん中と背中の真ん中にそれぞれ柄がずれないように出して結びます。
もちろん帯によってはどこを出しても大丈夫な柄ゆきのものもあるので、そこは帯と相談ですね。帯は締めるときに半分に折って使います。
このときにきれいに折り上げ、丁寧にたたんだり形をつくったりすることで美しい帯結びができます。
また帯は締めたときに前側が少し下がり気味になり、背中側がきゅっと上に上がっているとカッコよく見えます。
それには締め終わった仕上げに、みぞおちのあたりの帯の端に指を入れて、斜め下に少しだけ押し下げることです。
こうするとおなか側が苦しくなるのを防げるのと、背中に帯がぴったりくっつくので気持ちよく安心感が出るので、一石二鳥というわけです。試してみてくださいね。

衿合わせをしっかりして美しい着付けに

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帯と並んで着物姿で目に飛び込んでくるのは衿合わせ。
きりりともかわいくともできる、胸元のおしゃれです。
例えるなら、白シャツの襟を立ててきりっとしたなかに女性らしさを演出するのか、それともガーリーな色やレースを取り入れるのか・・・というところ?
着物の衿元は、着物自体の衿と、着物の下に着ている長襦袢の衿につけた半襟が重なっているものです。
白い半襟を合わせるのであれば、フォーマルからカジュアルまで着ることができます。
フォーマルやカジュアルなどの場面によって、あるいは季節によっても生地をかえます。
また華やぎを加えたい場面では、着物と長襦袢の衿の間に「重ね襟」を入れてみるのも一案。
そしてこの衿合わせがビシッと決まるとさらに着物の着こなしがワンランクアップした感があるんですよね。
そのためには長襦袢の着付けがとっても大事です。
着るときに気を付けるのは次のこと。
①衿合わせのときに、左右の衿でバストを包むように合わせる
②衿合わせは開きすぎず、つまりすぎず。首の付け根のくぼみのあたりで左右の衿がクロスするように着付ける。
③着物の衿と長襦袢の衿は、左右どちらも耳の下あたりで重なり合うように着付ける。
ただ、②については体型や顔立ちによって個人差があります。
全体を見ながら微調整してくださいね。
衿といえば「衣紋」も気になるところですね。着物の後姿の美しさのひとつに衣紋があります。
うなじからこぶしひとつ分程度に開けるのがちょうどよいのですけど、これもやはり目安です。
その日のヘアスタイルで決めてみてくださいね。
そしてフォーマルの日はやや開き気味でもOK。
ただしあまり開きすぎるのは肌を見せすぎてだらしなく見えるので、ちょうどいい開き具合を研究してね。

着物の着付けではおはしょりが重要

京都で着物レンタル
着物を着るときの難関のひとつは、おはしょりではないでしょうか。
長襦袢はさっと羽織ってきゅっと紐でしばれば出来上がりなのに・・・。
でも慣れてしまえばそんなに難しくないのがおはしょりです。
着物をまとって腰ひもを結んだら、軽く衿を合わせ、すぐに左右の身八ツ口からそれぞれ手を入れ、上半身全体のたるみを縦方向に伸ばします。
肩の線が合い、衿もある程度きれいに合わせたら、細紐は長襦袢の紐と重ならない高さで結びます。
重なると後になるにしたがって、だんだん苦しくなってはいけませんからね。
さてこのとき前身ごろは左右重なった状態ですが、内側になっている身ごろを着物の中で上に折り、細紐に引っ掛けるように処理するのです。
こうすると、おはしょり部分は平たくぺたんときれいに収まりますし、折り上げた部分は厚みが出て体型補正効果がプラスオンされるんです。
もしもおはしょりが長すぎると感じるなら、最初の腰紐の位置が合ってないのかもしれませんね。
腰紐は腰骨の上で結ぶのが通常ですが、それよりも上に結ぶにしたがって、おはしょりの幅は短くなります。
本来は腰骨の上のほうがのちのち苦しくなりにくいのでおすすめではあるのですが、おはしょりが気になる着物のときには、少しずつ兼ね合いをしながら結ぶといいでしょう。
もうひとついい方法もありますのでご紹介しましょう。
帯の下になる部分でたくしあげてちょうどいい長さにし、細紐や伊達締めでおさえるという裏技です!
ただこの方法だと、着付け終わった後からでは、手直しをしにくいという問題点があります。
微調整がしたくなって長くしてみたものの、やっぱり短くしたい・・・というときなどは、帯の中で長くした分を引き上げなくちゃいけないので少々面倒なんです。
できれば腰紐でジャストの幅にキメたいところといえます。

おでかけ先や季節に合った着物の柄選び

着物にはTPOに合わせたコーディネートをするというしきたりがあります。「格」という言い方が一般的ですね。
なんらかの目的がある集まりであれば、その場にふさわしい「格」を選びます。
とはいえ、結婚式や式典などのフォーマルな場は、ある程度型が決まっているのでそう難しくはありません。
逆にセミフォーマルやカジュアルな場面のほうが「これは派手すぎるかな?」とか「堅苦しすぎるかな?」など悩まされることが多い気がします。
着物初心者さんが最初に気にしたいのは季節の着物ではないかと思います。いろとりどりの春の花々。
暑い中にも涼を感じる風物。多くの実りがある秋。いろいろな行事のある冬。
それぞれの季節をいろんな角度から意識して、色や柄をコーディネートしていきます。
そしておしゃれさんは、たったいまの季節よりも少し先取りした季節感のものを着るのだとか。
でも最初からいろいろそろえるのはなかなかに難しいもの・・・そこでまたまた裏技です。
それは「春秋」という柄。
桜ともみじが描かれたもののことで、これならどの季節にとっても「ジャスト」、あるいは「少し先取り」をしていることになりますよね?
こんなしきたりや習慣をうまく取り入れるのも、着物を綺麗に着るコツといえるかもしれません!


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