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2018.04.28

着物と振袖の違いとは!?振袖をレンタルするときのポイント!

着物と振袖の違いとは!?振袖をレンタルするときのポイント!

華やかな振袖は、1度は着てみたいもの。
成人式や結婚式の花嫁衣裳で着る振袖は、若い女性の礼装です。
では着物と振袖の違いとは何でしょうか?一体いつ頃から、着始めたのでしょう?

着物も最初は袖が短かった!

私たちが「着物文化」と呼んでいる文化の多くは、江戸時代に芽生えました。
着物もこの頃に、袖が長くなっていったようです。
袖の長い着物が見られるようになったのは、世の中が安定して平和になってから。
戦国時代が終わり経済が安定した、徳川綱吉の1853年から1868年の15年間です。
「元禄」の時代といわれるこの時代は、井原西鶴や松尾芭蕉があらわれ、浄瑠璃、浮世絵が誕生し、様々な着物文化が花開きました。
この時代の文化を総称して、「元禄文化」と呼びます。
舞踊が女性のたしなみに
平和と豊かな経済に支えられ、人々の興味は文化に向かっていきました。
舞踊をたしなむことが流行し、舞姿を華やかに見せるために、若い女性の着物の袖丈は少しずつ長くなっていきました。
元禄時代には55cmから95cmだった着物の袖丈が、江戸時代の終わり頃には、95cmから122cmにもなりました。
 

振袖は男の子も着ていた?

 
元禄の頃は男子は17歳の春、女子は未婚や既婚に関係なく、19歳の秋まで振袖を着たそうです。
 
今でもお宮参りに着る着物は、男子も女子も袖丈が長いですよね。
男子の七五三の、羽織袴も振袖です。
 

舞妓さんの振袖の違いは?

舞妓さんの振袖は、肩揚げや袖揚げがされています。裾は長く、「お引き摺り」と呼ばれるものです。
この「お引き摺り」の着物の袖には裾には綿が入っていて、裾に「吹き綿」を入れると、綿の厚みが重しになって綺麗に裾が引けます。見た目にも、豪華ですよね。
 
15歳くらいまでの、裕福な商家の娘さんを模したものだそうです。
江戸時代の裕福な商家の奥さんや娘さんは、「おはしょり」を取らず「お引き摺り」で生活していました。
家の中では、着物の裾を長く引きずっていたんですね。
外を歩く時は、着物を前で合わせて持ち上げました。
 
両手が使えるように、「からげ紐」で止めている舞妓さんも見かけますね。
「引き振袖」と呼ばれる、花嫁衣裳の振袖。江戸時代は、武家の女性の婚礼衣装でした。
明治から昭和にかけて、富裕層で花嫁衣装といえば「引き振袖」だったようです。最も格の高い振袖は、黒地の振袖です。
神前式の挙式で着用できる着物は黒地の引き振袖に限られ、正式には角隠しを合わせます。
黒地以外の振袖は、披露宴などで着用されることが多いです。
 
花嫁衣裳は①白無垢、②色打掛、③引き振袖の順で、人気を集めています。

振袖の種類は3種類

振袖は袖丈の長さで、①大振袖、②中振袖、③小振袖に分けられます。
振袖の格は地色で決まるので、着物の袖の長さには関係ありません。
袖丈の短い小振袖は、格のある柄付けがされていれば礼装として着用できます。
①「大振袖(本振袖)」(袖丈:約114cm)
成人式に着る振袖のほとんどが、この大振袖です。
 
②「中振袖」(袖丈:約100cm)
仕立てなどの際には、自身の身長に合わせて袖丈は調整できます。
美しく見えるためには袖丈が長ければいいというものではなく、ベストなバランスが大切です。
 
③「小振袖」(袖丈:約85cm)
卒業式に、振袖を袴と合わせる時に人気の袖丈です。

普段から着物に慣れておくことも大切

急に着慣れない着物を着ると、疲れてしまう事ってありますよね。
カジュアルな着物で気軽に街歩きなどをして、着物に慣れておくことも大切なシーンで輝くためのポイントです。
そのためにも、レンタル着物は便利ですね。
ぜひ、ご活用くださいませ。


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